「きぬあかり」の収穫が最盛期に
愛知県内有数の小麦産地である西三河地域で、県農業総合試験場が開発した小麦品種「きぬあかり」の収穫が最盛期を迎えている。営農法人「エコファームこうた」(愛知県幸田町)の畑では、黄金色に実った麦を2台のコンバインで次々と刈り取る光景が見られた。
品種の特徴
「きぬあかり」は、主にうどんやきしめんに使われる日本麺用品種である。麺にすると明るい色合いとなり、つるつる・もちもちした食感が楽しめるのが特徴だ。同法人では28ヘクタールの農地で約150トンの収穫量を見込んでおり、今年の出来栄えは収量、品質ともに平年並みという。
輪作による持続可能な農業
同法人では、11月に小麦の種をまき、翌年6月頃に収穫。その後、7月から11月にかけて大豆、翌年4月から10月にかけて稲を栽培し、再び小麦を栽培するという輪作体系を採用している。稲、小麦、大豆を輪作することで、連作障害の防止や土壌環境の維持につなげている。
同法人の平岩英二社長(52歳)は「丹精込めて育てた『きぬあかり』の麺をぜひ食べてほしい」と話している。この品種は、地元の麺文化を支える重要な存在となっており、愛知県の農業と食文化の一端を担っている。



