「クマ活」で人とヒグマの共存を目指す、斜里町で草やぶ刈り取り
「クマ活」で人とヒグマの共存を、斜里町で草刈り

ヒグマが人の生活圏に侵入するのを防ぐため、知床半島の北海道斜里町ウトロ地区で6月6日と7日の両日、ヒグマが身を隠せるような草やぶの刈り取りが実施された。この活動は、人とクマの共存を目指す「クマ活」の一環として、同地区でホテルを経営する「北こぶしリゾート」が参加者を募り、実現した。

「クマ活」の実演と参加者の協力

6日は、ヒグマが実際に出没したことのある国道334号沿いの崖下で草刈りが行われた。金融機関や旅行会社の社員など、道内外から約50人が集まった。初めに、「クマ活」を担当する北こぶしリゾートの村上晴花さん(31)が草刈りの効果を実演。実物大のヒグマのシルエットを模した赤いパネルを草やぶに隠し、周囲の植物を刈り取ることでパネルが現れる様子を示した。

参加者は刈り込みばさみを使い、密生するフキやイタドリを一斉に刈り取った。約2時間の作業で、辺りは見晴らしが良くなり、クマの隠れ場所が減少した。

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参加者の声と専門家の評価

福岡県から参加した女性(31)は「観光に関わる人たちが一緒になって環境を守る活動をしているのは素晴らしい」と笑顔で語った。また、ヒグマに詳しい酪農学園大の佐藤喜和教授も参加し、「実際に草刈りに参加することで、ヒグマ対策は市民に身近な問題だと実感できる重要な活動だ」と高く評価した。

この「クマ活」は、今後も継続的に実施される予定で、地域全体でヒグマとの共存を目指す取り組みが広がっている。

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