広島原爆資料館、入館者数258万人超で過去最多更新 外国人客の増加が背景
広島原爆資料館入館者258万人超で最多 外国人客増加 (03.04.2026)

広島原爆資料館、入館者数が258万人を突破し過去最高記録を樹立

広島市は2026年4月3日、広島平和記念資料館(通称:原爆資料館)の2025年度入館者数が258万926人に達し、過去最多を更新したことを正式に発表しました。これは3年連続での最多更新となり、約10年前の約150万人と比較すると約1.7倍という大幅な増加を示しています。

外国人客の急増が全体の入館者数を押し上げ

特に注目すべきは外国人入館者の増加傾向です。2025年度の外国人入館者数は94万5618人と、こちらも3年連続で過去最多を記録。10年前と比べると約2.8倍という驚異的な伸びを見せています。総入館者数に占める外国人の割合は36.6%に達し、これまでで最も高い水準となりました。

松井一実広島市長は記者会見で、「長期化するロシアのウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化により、核兵器に対する世界的な危機感が高まっていること、さらに円安傾向による外国人観光客の増加が相まって、入館者数の増加につながっている」と分析しました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

欧米からの訪問者が特に目立つ傾向

市の発表によれば、外国人入館者の中ではアジア地域よりも欧米からの訪問者が特に目立つという特徴があります。この傾向は、世界的な平和意識の高まりと、広島が持つ歴史的意義に対する国際的な関心の深まりを反映していると考えられます。

広島平和記念資料館は1955年に開館し、被爆の実相を後世に伝える重要な施設として機能してきました。2024年度には主要7カ国首脳会議(G7サミット)が広島で開催された影響もあり、初めて入館者数が200万人を突破。その後も増加傾向が持続し、今回の記録的更新につながっています。

世界的な平和意識の高まりが背景に

専門家は、現在の国際情勢における以下の要因が入館者増加の背景にあると指摘しています:

  • 核兵器廃絶への世界的な関心の高まり
  • 戦争と平和についての教育的価値への認識の深化
  • 歴史的記憶の継承に対する国際社会の意識向上
  • 観光インフラの整備と情報発信力の強化

広島市では今後も、平和記念資料館を中心とした平和学習プログラムの充実や、多言語対応のさらなる強化に取り組む方針です。世界的な緊張が続く中、広島のメッセージを国内外に発信し続けることが、より重要な役割を担うことになると期待されています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ