「エンヤ」の掛け声で街を練り歩く、伊勢神宮のお木曳行事が開始
「エンヤ」の掛け声で街を練り歩く、伊勢神宮のお木曳開始

伊勢神宮(三重県伊勢市)の社殿を建て替える令和15年の式年遷宮に向け、造営に使う木材を運び入れる伝統行事「お木曳」のうち、同市中島から陸路で外宮に運ぶ陸曳が9日、始まった。かつて神領民と呼ばれた神宮周辺の住民でつくる4団体が参加し、木材は奉曳車という台車に載せて運ばれた。

掛け声と共に街を練り歩く

一番車は午前9時半ごろに出発。地区の特徴に合わせた絵やゆかりの漢字が書かれた色とりどりの法被を着た住民が「エンヤ」という掛け声に合わせて綱を引っ張り、街を練り歩いた。この伝統的な掛け声は、参加者の士気を高めるとともに、地域全体に一体感をもたらしている。

今後の日程

10日からは、全国から募った希望者による別ルートでの陸曳を実施。陸曳は6月まで続き、7~8月は川の中を木ぞりで内宮に運ぶ川曳に移る。お木曳は来年の同時期にも予定しており、2年で延べ約17万人の参加を見込む。

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550年以上の歴史

お木曳は550年以上の歴史がある民俗行事で、神領民に課されていた労役奉仕が起源とされる。この行事は、神宮の式年遷宮に欠かせない重要な伝統であり、地域の文化と信仰を次世代に伝える役割を果たしている。

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