坊ガツル湿原で春告げる野焼き 火柱立ちのぼる迫力の光景に参加者驚嘆
坊ガツル湿原で春告げる野焼き 火柱立ちのぼる迫力の光景

坊ガツル湿原で春を告げる野焼き 火柱が立ちのぼる迫力の光景

くじゅうの山々を間近に望む大分県竹田市の坊ガツル湿原(標高約1200メートル、面積53ヘクタール)で、3月14日、春の訪れを告げる恒例の野焼きが実施されました。雲一つない晴天の下、ガスバーナーで火が放たれると、人の背丈を優に超える巨大な火柱が立ちのぼり、一面きつね色だった湿原が瞬く間に黒く染まりました。この光景は、新たな季節の始まりを象徴する壮大な自然のショーとして、参加者たちを魅了しました。

植生維持を目的とした伝統行事

野焼きは、ススキなどの枯れ草や害虫を焼き払うことで、新たな芽吹きを促し、湿原の植生を維持することを目的としています。坊ガツルでは一時途絶えていましたが、2000年に九州電力と地元の有志で構成される実行委員会によって復活されました。現在では、公益財団法人・九電みらい財団などが活動を引き継ぎ、地域の環境保全に貢献しています。今年の行事には、県内外から約160人が集まり、共同作業を通じて自然保護への意識を高めました。

参加者の驚きと感動の声

野焼きの様子を見守った佐賀市の会社員(31歳)は、「初めて野焼きを目にしました。ゴーッという轟音と、火の勢いがものすごくて、本当に驚きました」と感想を語りました。彼は大船山に向かう途中、高台から作業を眺め、自然の力強さと伝統行事の重要性を実感したといいます。このような声は、野焼きが単なる環境保全活動ではなく、人々に深い印象を与える文化的イベントとしても機能していることを示しています。

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坊ガツル湿原の野焼きは、春の訪れを告げるだけでなく、地域コミュニティの結束を強め、自然との共生を考える貴重な機会となっています。今後もこの伝統が継承され、豊かな生態系が守られていくことが期待されます。

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