遠方の友人やお世話になった方への贈り物として、白河土産の定番といえばこれだ。福島県白河市の伝統工芸品「白河だるま」をかたどった、手のひらサイズの和菓子である。サクッとした食感の最中の皮で、たっぷりの自家製小倉あんと柔らかな求肥が包まれている。ころんとした愛らしい見た目に、食べると上品な甘さが広がり、さらに縁起まで良い。手土産として最適な一品だ。
創業120年の老舗が手がける逸品
製造元は、来年創業120年を迎える白河市の和菓子店「白河菓匠 大黒屋」。半世紀以上前から作り続けている人気商品で、厳選された材料と那須連峰の伏流水を使用している。主な材料は、北海道十勝産の小豆、てんさい糖、長野県伊那市産の天然干し糸寒天など。5.5センチの通常サイズと、1センチほど小さい「ミニ」の2種類を用意。さらに、祝い事に喜ばれる「紅白だるま最中」もある。日持ちは1週間。
新フレーバーも登場
市内の体験型施設「だるまランド」のオープンに合わせ、5年前から「キャラメルだるま最中」が加わった。子どもやあんこが苦手な人でも食べやすく、日持ちは2カ月と長めだ。最中の皮のデザインは共通で、よく見ると眉は「鶴」、ひげは「亀」、あごひげは「松」という、白河だるまの特徴「鶴亀松竹梅」が描かれている。
社長の思いと楽しみ方
「世界で一番白河を愛する菓子店であり続けることが使命」と語る4代目社長の古川雅裕さん(64)は、「福を届けるだるま最中を食べて、幸せな気持ちになってもらえればうれしい」と話す。だるま最中を器に入れて熱湯を注ぐとお汁粉になり、夏は氷を入れてもおいしい。
価格と取り扱い店舗
だるま最中は1個162円、ミニは1個118円。キャラメル最中は3個入り388円。白河市の本店と南湖店「南湖茶寮」、西郷村の新白河店などで取り扱っている。問い合わせは新白河店(電話0248-22-5788)へ。



