WBC独占配信でネトフリ新規契約はわずか4% 世論調査で明らかに
共同通信社が3月7日と8日に実施した全国電話世論調査によると、現在開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を日本国内で独占配信している米動画配信大手ネットフリックスについて、「試合を見たいので新たに契約した、あるいは契約する」と回答した人はわずか4.9%にとどまったことが明らかになった。
有料配信への抵抗感が顕著に
調査結果では、「試合は見たいが契約しない」と回答した人が36.4%を占め、大会に関心があっても有料配信サービスへの新規契約には抵抗感を持つ層が一定数存在することが浮き彫りとなった。一方、「以前から契約しており、試合を見た、あるいは見る」と答えた人は21.0%、「試合は見ない」は37.0%だった。
年代別で異なる傾向
年代別の詳細な分析では、興味深い傾向が確認された。
- 40~50代の中年層では、「新たに契約した、あるいは契約する」が6.9%で最も高かった。
- 60代以上の高年層では、同回答が4.8%、「試合は見たいが契約しない」が55.2%と過半数を占め、有料サービスへの強い抵抗感が示された。
- 30代以下の若年層では、「新たに契約した、あるいは契約する」は2.5%と低く、「試合は見ない」が52.4%で過半数を占めた。
この世論調査は、固定電話から423人、携帯電話から631人の有効回答を基に実施された。ネットフリックスは2026年3月現在、WBCの日本国内における独占配信権を保有しており、同社の本社は米カリフォルニア州ロスガトスに所在している。
今回の調査結果は、大規模なスポーツイベントの独占配信が必ずしも新規契約者獲得に直結しない現実を如実に映し出している。特に高年層では試合視聴意欲と契約行動の間に大きな隔たりがあり、若年層ではそもそも大会への関心が低い傾向が確認された。今後のスポーツコンテンツ配信戦略を考える上で、貴重なデータを提供するものと言えるだろう。



