ドジャースが積極活用するロボット審判ABS、2秒の判定に「葛藤は人間的」と評価
ドジャース積極活用のロボット審判、2秒判定に「葛藤は人間的」 (05.04.2026)

ドジャースが積極活用するロボット審判、2秒の判定に「葛藤は人間的」と評価

2026年4月5日、ワシントン発。大リーグでは今シーズンから、ボールとストライクの判定を支援する「ロボット審判」として知られるABS(自動ボール・ストライク判定システム)がレギュラーシーズンに正式導入された。この新システムに対し、ロサンゼルス・ドジャースが積極的な活用姿勢を見せていることが注目を集めている。

ドジャースの積極的なチャレンジ戦略

ドジャースは、4日(日本時間5日)に行われたナショナルズ戦で10-5と大勝したが、この試合ではボールとストライクの判定について、計4回もの「チャレンジ」を要求した。大リーグの新ルールでは、各チームに1試合あたり2回まで、球審の判定に対してABSによる確認を要求する権利が与えられている。チャレンジの結果、球審の判定が正しければチャレンジ可能回数は減少するが、判定が覆った場合は回数が減らない仕組みだ。

ドジャースは試合序盤からこの権利を積極的に行使。最初のチャレンジは2点を先制した直後に行われ、チームの戦略的な姿勢が鮮明となった。ABSによる判定は約2秒で行われ、その迅速さが特徴だが、関係者からは「判定を待つ間の葛藤は、まだ人間的な要素を感じさせる」との声も聞かれる。

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日本選手の活躍と試合結果

同日の大リーグでは、日本選手たちも活躍を見せた。ドジャースの大谷翔平は敵地でのナショナルズ戦に「1番・指名打者」として出場し、6打数2安打を記録。チームは2試合連続で2桁安打を放ち、2連勝を飾った。

その他の主な試合結果は以下の通り。

  • アストロズの今井達也はアスレチックス戦に先発し、5回3分の2を9奪三振無失点で抑え、大リーグ初勝利を挙げた。
  • ホワイトソックスの村上宗隆は本拠地でのブルージェイズ戦に「4番・一塁」で出場。六回に4号2ランを放ち、日米通算250本塁打を達成。チームは2連勝した。
  • ブルージェイズの岡本和真は「4番・三塁」で3打数1安打1四球。
  • レッドソックスの吉田正尚はパドレス戦に代打で出場したが三振に終わり、チームは2-3で敗れた。
  • カブスの今永昇太が先発予定だったガーディアンズ戦は悪天候のため中止となった。

ABS導入の背景と今後の展望

ABSの導入は、判定の正確性と試合の公平性を高めることを目的としている。システムは球場に設置されたカメラとセンサーを使用し、ボールの軌道をリアルタイムで追跡。判定は即座にバックスクリーンなどに表示される。ドジャースの積極的な活用は、新技術をいち早く戦術に組み込む姿勢を示しており、他チームにも影響を与える可能性がある。

しかし、ABSの導入には課題も残る。判定の迅速さは評価される一方で、従来の球審による「人間的な裁量」が失われることへの懸念も一部で指摘されている。選手や監督からは、「2秒での判定は効率的だが、試合の流れや状況に応じた柔軟な判断が難しくなる」との意見も聞かれる。

今後、大リーグではABSの運用データを収集し、さらなる改良を進める方針。ドジャースのような積極的な活用事例が、システムの改善やルールの調整に役立つと期待されている。野球界におけるテクノロジーの進化は、伝統と革新のバランスを模索する新たな段階に入ったと言えるだろう。

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