WBC準決勝で球審が158キロのストレート直撃、試合が一時中断
野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の準決勝が、3月16日(日本時間17日)に米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われました。イタリア対ベネズエラのこの試合では、五回裏に衝撃的な一幕が発生し、試合が一時中断する事態となりました。
五回裏の緊急事態
イタリアが攻撃していた五回裏、一死の場面でイタリアの2番バッター・バーティが2ストライクに追い込まれていました。その3球目、ベネズエラの右腕投手アビラが投じたストレートが、捕手のWi・コントレラスから大きく外れ、高めのコースへと向かいました。
球速158キロの速球が、リハック球審の顔面を直撃したのです。リハック球審は防護用のマスクを着用していたものの、その衝撃は大きく、直後に本塁から離れる様子が見られました。
試合中断と周囲の対応
この直後、他の審判や捕手のWi・コントレラスらがリハック球審のもとに集まり、試合は数分間にわたって中断されました。球場の周囲では、ボールが直撃した球審の状態を気遣う様子が伺え、緊迫した空気が漂いました。
アビラが投球モーションに入った際、捕手のWi・コントレラスは低めのコースにミットを構えていたことから、バッテリー間のサイン交換に何らかのミスがあった可能性が指摘されています。このような状況下での高速球の直撃は、審判の安全を考える上で重大な問題を提起する出来事となりました。
試合の背景と影響
この試合はWBCの準決勝という重要な舞台で行われており、両チームとも勝利を目指して激しい戦いを繰り広げていました。ベネズエラは4回からアビラを3番手投手としてマウンドに送り込み、イタリアの打線を抑えようとしていました。
試合中断後、リハック球審の状態が確認され、無事に試合が再開されたものの、この出来事は選手や審判、観客すべてに安全への意識を改めて喚起する結果となりました。野球の国際大会において、審判の保護とゲームの安全性は常に最優先されるべき課題です。



