九州国際大付属高野球部元部員、いじめ暴行で監督と学校法人を提訴
強豪校野球部元部員、いじめ暴行で監督と学校法人を提訴

強豪校野球部でいじめ暴行問題、元部員が監督と学校法人を提訴

高校野球の強豪として知られる九州国際大学付属高等学校(北九州市)の野球部元部員が、部内での継続的ないじめや暴行を学校側が適切に対応せず、転校を余儀なくされたとして、同校を運営する学校法人と監督に対して、損害賠償を求める訴訟を提起しました。この訴訟は、2026年4月7日に福岡地方裁判所小倉支部にて行われ、元部員側は合計2200万円の賠償を請求しています。

訴状で明らかになったいじめと暴行の詳細

訴状によれば、元部員は入学後から部内で継続的な嫌がらせやいじめを受けていたとされています。特に今年2月末には、同校の野球場で同級生とのトラブルが発生し、体を押されて転倒した際に、スパイクで顔を蹴られるなどの暴行を受けました。この事件により、元部員は頸椎捻挫などのけがを負い、深刻な身体的・精神的苦痛を被ったと主張しています。

元部員側は、学校法人に対して、いじめの予防や安全配慮義務を十分に果たしていなかった点を指摘し、監督については、加害とされる部員の粗暴な性格を認識しながら適切な指導を行わず、保護者らに対して暴行を隠すような説明をして精神的苦痛を与えたとしています。これにより、監督の使用者責任が問われている状況です。

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転校と被害届提出の経緯

元部員は今春、通信制高校への転校を余儀なくされ、3月には福岡県警察に被害届を提出しました。この行動は、学校側の対応が不十分であったことへの抗議と、法的な救済を求める意思を示すものと見られています。

学校法人側は、取材に対して「訴状が届いておらず、コメントできる状況にない。法人としても調査している」と回答しており、今後の対応が注目されます。この事件は、スポーツ界におけるいじめ問題や学校の安全管理の在り方について、改めて議論を呼び起こす可能性があります。

九州国際大付属高は、今春の選抜高校野球大会に出場するなど、野球強豪校としての名声を築いてきましたが、今回の訴訟はその内部に潜む問題を浮き彫りにしました。教育現場でのいじめ防止策や監督の指導責任が問われる中、今後の裁判の行方が関係者や世間の関心を集めています。

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