トランプ氏「対話継続中」イラン協議停止否定も先行き不透明
トランプ氏「対話継続中」イラン協議停止否定も先行き不透明

トランプ氏「対話は絶えず続いている」、イランとの協議停止を否定も「どこに行き着くかは分からない」

【ワシントン=栗山紘尚、カイロ=村上愛衣】米国のトランプ大統領は2日、戦闘終結に向けたイランとの協議を巡り、「対話は今日に至るまで絶えず続いている」とSNSに投稿し、協議が停止しているとの見方を否定した。ただ、「(協議が)どこに行き着くかは誰にも分からない」とも述べており、先行きは不透明感を増している。

ルビオ米国務長官は2日、上院外交委員会の公聴会に出席し、協議では、ホルムズ海峡の開放を「第一条件」にしていると述べ、航行の自由の確保を優先する考えを示した。一方で、海峡の開放と引き換えに、対イラン制裁を緩和することは「議論していない」と明言し、安易に制裁緩和に応じない姿勢を強調した。

ルビオ氏は、イランが核開発計画を協議することに「部分的に合意した」とし、高濃縮ウランの処分などで具体的な交渉に応じるよう求めた。交渉を巡る意思決定に対し、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の「関与が増している兆候がある」とも述べた。

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また、米中央軍は2日、ホルムズ海峡に近いイランの島にある地上管制施設を自衛目的で攻撃したと発表した。イランが発射した弾道ミサイルや無人機を撃墜したことも明らかにした。

米国とイランは、仲介国のパキスタンを通じ、戦闘終結に向けた「覚書」に関するやり取りを続けてきた。イランの主要通信社ファルス通信は2日、協議が少なくとも数日間止まっていると報じており、米側の主張とは食い違っている。

イランのメヘル通信の2日の報道によると、イラン側は覚書について検討を続けており、まだ回答を送っていない。交渉筋は、イランが米国に対する根深い不信感を持っていることから、慎重な姿勢を崩していないとしている。

また、メヘル通信は、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」報道官の話として、「停戦期間中にイランの軍事・作戦能力は向上した」と伝えた。革命防衛隊の態勢の強化や損害の補充などを行ったとしている。

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