元巨人・二岡智宏氏が社会人野球「ジェイプロジェクト」監督に就任、限られた練習時間で効率重視の指導
二岡智宏氏が社会人野球監督に就任、練習効率を重視

元巨人の二岡智宏氏が社会人野球監督に就任、限られた時間で効率的指導を実践

元読売巨人軍の内野手として活躍した二岡智宏氏(49)が、社会人野球チーム「ジェイプロジェクト」の監督に就任した。昨年秋に巨人のヘッド兼打撃チーフコーチを退任した二岡氏にとって、社会人野球の指導は初めての経験となる。

飲食店勤務と両立する選手たちのための新たな指導方針

ジェイプロジェクトは名古屋市を中心に居酒屋などを展開するジェイグループホールディングスを母体とするチームで、選手たちは同社が経営する飲食店で勤務している。このため練習時間は午前中の3時間に限られており、二岡監督はこの制約の中で最大の効果を上げるための指導方法を模索している。

「チームを変えてほしい。選手にいい刺激を与えたい」というジェイプロジェクトの部長兼ゼネラルマネジャー、辻本弘樹氏(56)からの熱意ある要請を受け、約1か月悩んだ末に監督就任を決意した二岡氏。2026年1月1日付で正式に指揮を執ることとなった。

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NPB球団との環境の違いを活かした独自のアプローチ

日本野球機構(NPB)の球団とはコーチの人数、練習時間、設備などすべてが大きく異なる環境で、二岡監督は独立リーグのBCリーグで19年間監督を務めた経験を活かしている。グラウンド内で選手が時間をもてあまさないよう、練習メニューを一から練り直すことに注力している。

打撃練習が終われば、内野はもちろん外野まで歩いて選手と一緒にボールを拾うなど、時間を無駄にしない徹底ぶりが特徴だ。選手たちは練習後、勤務先の飲食店に出勤し、午後11時頃まで働くというハードなスケジュールをこなしている。

「この3時間だけは、自分がうまくなるために」

「しんどいけど、頑張ろう」という選手間の声が気になった二岡監督は、就任してすぐにチーム全体に一つの約束事を伝えた。「この3時間だけは、自分がうまくなるためにやろう」。前向きな気持ちで目標を高く持ってプレーしてほしいという思いからだ。

チームは2020年を最後に都市対抗大会から遠ざかっており、昨年の東海地区の日本選手権最終予選では本戦出場権を逃している。二岡監督は選手たちにミスを恐れる気持ちがあると感じ、「失敗してもいいから、チャレンジしてほしい」と声をかけ続けている。

選手の成長を第一に考える指導者としての姿勢

練習後は昨季の試合成績にも目を通す日々が続く二岡監督。自身の指導者としてのレベルアップよりも、選手一人ひとりの成長を願い、同じ目線に立ってチームを先導していく方針を明確にしている。

限られた時間の中で最大の効果を追求する二岡監督の指導は、プロ野球とは異なる社会人野球の現実に即したものとなっている。飲食店勤務と野球の両立に挑む選手たちとともに、新たな挑戦が始まっている。

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