侍ジャパン、WBC準々決勝でベネズエラに逆転負け 4強入り逃す
日本時間15日、米フロリダ州で行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝で、日本代表「侍ジャパン」はベネズエラに5-8で逆転負けを喫しました。この結果、日本は初めて4強入りを逃し、ベネズエラは2009年以来となる準決勝進出を果たしました。
序盤の打ち合いから中盤の試合運びが鍵
試合は序盤から点の取り合いとなり、パワーに勝るベネズエラが有利な展開となりました。日本は中盤以降、試合を落ち着かせる必要がありましたが、その任は五回から登板した隅田と伊藤に託されました。しかし、隅田は豪州戦で好投したものの、技巧派で打者を押し込むスタイルではなく、伊藤は韓国戦で速球が高めに抜けるなど万全とは言えませんでした。
種市篤暉の投入タイミングが遅れたことが敗因に
負けたら終わりの状況であり、1次ラウンドで球威ある速球とスプリットが冴え渡り、切り札的存在に浮上した種市篤暉を五回から投入しても良かったとの指摘があります。隅田と伊藤が逆転を許した後、七回から登板した種市はけん制悪送球で失点したものの、速球とスプリットは先発の山本に次ぐ精度を見せました。
ベネズエラの救援陣の力強さが光る
対照的に、ベネズエラは四回から登板し、大谷翔平らから三振を奪った左腕デヘススに代表されるように、救援陣の力強さが逆転勝ちを呼び込みました。デヘススは150キロ台前半のツーシームと140キロ前後のカットボールの2球種が大半でしたが、どちらもスピンが効き、打者の手元で変化して押し込む強さがありました。
日本救援陣の課題が露呈
日本救援陣は故障者が相次ぎ、強い球で打者を押し込むスタイルの投手が手薄になったことが響きました。この敗戦は、今後の代表チーム構築において、救援投手の層の厚さと戦略的な投入タイミングの重要性を改めて浮き彫りにしました。



