WBC準々決勝、侍ジャパンがベネズエラと激突 井端監督の緻密な準備が鍵に
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は13日、米フロリダ州とテキサス州で準々決勝2試合が行われ、1次ラウンドB組2位の米国が5-3でA組1位のカナダを下し、3大会連続の準決勝進出を決めました。また、D組1位のドミニカ共和国はC組2位の韓国を10-0の七回コールドで退け、2013年大会の優勝以来となる4強入りを果たしました。
侍ジャパン、ベネズエラ戦へ向け最終調整 井端監督の戦略が焦点
C組1位の日本代表、通称侍ジャパンは同日、試合会場などで練習を行い、D組2位のベネズエラと対戦する14日(日本時間15日)の準々決勝に備えました。練習中には井端弘和監督が選手たちと活発に意見交換する姿が見られ、チームの結束力が高まっています。
井端監督は就任当初から徹底した準備で知られ、自宅の一室にテレビモニターを複数設置して試合をチェック。昨季はさらに1台増やし、移動中はスマートフォンを駆使して情報収集に努めてきました。選手の特徴を即座に答えられるほどに研究を重ね、「選んだからには信頼するだけ」と断言するだけの基盤を築いています。
ノックアウト方式で総力戦 山本由伸が先発、投手陣の連携が重要に
準々決勝からはノックアウト方式となり、「負けたら終わり。総力戦」と井端監督が強調する通り、一戦一戦が重要です。連覇に向けた大きな関門となるベネズエラ戦では、大リーグの強打者がそろう打線に対し、侍ジャパンの守備力が試されます。
大事な一戦の先発には山本由伸(ドジャース)が起用され、「先のことを考えず、一回一回、一人一人いってほしい」との指示が出ています。準々決勝の球数制限は80球と設定されており、2番手以降の投手を惜しみなく投入する方針です。投手陣の連携が勝利のカギを握ると見られています。
相手先発左腕スアレスは難敵 井端監督が攻略法を明かす
ベネズエラの先発投手は左腕のR・スアレス(レッドソックス)が予想されており、昨季のポストシーズンでは大谷翔平(ドジャース)を苦しめた難敵として知られます。井端監督はこの投手について、「両サイドに投げ分けるピッチャー。右打者にはチェンジアップ系(沈む球)が多い。全ての球を追いかけるのではなく、狙い球を絞っていけたら」と分析し、打者たちに具体的な戦略を伝えています。
大リーグで実績十分のスアレスをどう攻略するかが試合のポイントとなり、実力伯仲のタフな試合が予想されます。指揮官の一つの作戦や判断が試合の流れを左右しかねない状況で、井端監督の戦いぶりに注目が集まっています。
侍ジャパンはこの準々決勝で、選び抜かれた30人の力を存分に発揮し、連覇への道を切り開こうとしています。ベネズエラとの対戦は、チーム全体の結束力と戦略性が問われる重要な一戦となるでしょう。



