侍ジャパン5投手が休養日に調整、伊藤大海「逆算トレーニング」でWBCへ
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた宮崎市での事前合宿が休養日だった2月16日、昨季の沢村賞右腕、伊藤大海(日本ハム)ら日本代表「侍ジャパン」の5投手が、17日からの第2クールに向けて体を動かした。休養日にもかかわらず、選手たちは自発的に調整に励み、大会本番への準備を着実に進めている。
伊藤大海、試合を想定したトレーニングを実施
伊藤は15日にブルペンで数球を投げて傾斜の感覚を確認し、この日はキャッチボールなどで状態を整えた。彼は「シーズン中と同様の試合前日のメニューで出力を上げにきた」と語り、通常のリズムを維持する姿勢を示した。17日には再びブルペン入りし、投球間隔に時間制限を設けるピッチクロックを使用して、試合を想定した投球練習を行う予定だ。伊藤は「逆算しながらトレーニングを組んでいきたい。ゲーム勘を戻して、不安なく本戦に入れるのが一番」と先を見据え、計画的にコンディションを高めている。
他の投手も積極的に調整、実戦に向けた準備が本格化
伊藤のほか、宮城大弥、曽谷龍貴(いずれもオリックス)、種市篤暉(ロッテ)、北山亘基(日本ハム)も球場で調整を行った。これらの投手たちも、休養日を活用して個々の課題に取り組み、チーム全体の戦力向上に貢献している。井端弘和監督はこの日、今代表では初めての実戦となる2月22日と23日のソフトバンクとの壮行試合について、「2試合で合宿に参加している投手全員が投げる」と説明した。この試合は選手のコンディション把握や、WBC本番での起用法にもかかわる重要な確認の場となる。
侍ジャパンは、WBCでの優勝を目指し、細やかな調整を重ねている。伊藤を中心とした投手陣の活躍が期待される中、チーム一丸となった取り組みが、国際舞台での成功につながることが期待されている。