ソフトバンクの大津亮介投手(25)が2日、福岡・ペイペイドームで行われた中日戦に先発し、プロ初完封を達成した。チームは3―0で勝利し、今季最長に並ぶ5連勝を飾った。
大津、プロ初の完封劇
大津は六回まで一人の走者も許さない完全投球を展開。七回一死で中日・田中幹也に中前打を浴び、プロ初のノーヒットノーランは逃したが、その後は落ち着いて後続を断った。九回二死で再び打席に立った田中に対し、「やり返してやろうと思った」と内角へのカットボールで三邪飛に打ち取り、118球の熱投を締めくくった。
大津は現在、左足にうっすらとあざが残っている。5月19日のオリックス戦で打球が直撃した影響で、「全然走れていない」と万全とは言えない状態だったが、制球力を武器に中日打線をわずか1安打に抑え込んだ。
投球術の妙
大津は「序盤は相手がチェンジアップを待っている感じがしたので真っすぐで押し、後半は入れ替えてチェンジアップを軸にできた」と試合を振り返った。自己最多に並ぶ11奪三振のうち、六つが見逃し三振。これは「読み合い」でも相手を上回った証拠だ。
中日の井上監督は「牛耳られた」と舌を巻くほどの投球術。大津は「四球を出すくらいならヒットを打たれた方がいい」と語る通りの制球力を発揮し、四球はゼロだった。
チームへの貢献
小久保監督は「最後は一つ出したけど、四球を出さないのが大津の良さ。安心して今日は見ていられた」と称賛。投手陣の台所事情が苦しい中、プロ4年目の右腕が柱へと成長している。
打線では栗原が三回に先制二塁打、五回に2点三塁打を放ち、大津を援護した。ソフトバンクはこの勝利で5連勝、中日は3連敗となった。



