棋聖戦第6局、一力遼棋聖が101手目を封じて1日目を終える
囲碁界の最高位を争う第50期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第6局が、2026年3月19日午前9時、千葉県勝浦市の「三日月シーパークホテル勝浦」で開始されました。同日午後5時31分、一力遼棋聖(28歳)が101手目を封じて、1日目の対局が終了しました。
芝野虎丸十段の猛攻と難戦の展開
本局は、芝野虎丸十段(26歳)が3勝2敗でリードする状況で迎えられました。序盤戦では、一力棋聖が実利を稼ぐ一方、芝野十段は手厚い打ち回しを見せ、両者の棋風が鮮明に表れる展開となりました。
一力棋聖は中央の白模様に踏み込み、機敏な動きで左下隅をえぐる攻めを仕掛けました。これに対し、芝野十段は中央の黒の一団に襲いかかり、激しいシノギを巡る難戦が続きました。この攻防の中で、一力棋聖が封じ手を打ち、1日目が幕を閉じたのです。
解説の関航太郎九段の見解
解説を務めた関航太郎九段は、対局後の分析で次のように述べています。「黒は地で先行しているので、白は中央の黒を本気で取りに行かなければいけない」と指摘し、芝野十段の攻めの重要性を強調しました。
1日目の対局では、封じ手までに100手が打たれ、持ち時間は各8時間でした。使用時間は、白の芝野十段が3時間59分、黒の一力棋聖が4時間1分で、ほぼ均衡したペースで進められました。
この棋聖戦は、囲碁ファンの注目を集める大一番であり、第6局の結果がシリーズの行方を大きく左右することになります。2日目以降の展開が期待される中、両棋士のさらなる熱戦が予想されます。



