ソフトバンク上茶谷大河、オープン戦初登板で4回1失点 多彩な変化球で課題と可能性を確認
上茶谷大河、オープン戦初登板で4回1失点 変化球の精度に焦点 (04.03.2026)

ソフトバンク上茶谷大河、オープン戦初登板で4回1失点を記録

福岡ソフトバンクホークスの上茶谷大河投手が3日に行われたオープン戦で、急きょ先発登板し、4回を1失点に抑える投球を見せた。体調不良を訴えた前田悠投手の代役としてマウンドに立った上茶谷は、持ち味と課題の両面が明確になった初登板となった。

制球力が生命線、変化球の精度が鍵

一回表では、ヤクルトのサンタナとオスナの内角を鋭く攻め、見事に2者連続三振を奪うなど、好調なスタートを切った。しかし、二回表には制球を乱し、3安打を浴びて先制点を許す場面もあった。上茶谷自身は「甘く入ったら打たれるし、いいところに投げ切れたら思うように打ち取れた」と試合を振り返っている。

圧倒的な剛速球や決め球はないと自覚している上茶谷にとって、多彩な変化球を操る制球力が生命線だ。今シーズンから割合を増やしたカーブやチェンジアップも駆使し、最少失点で投げ抜いたことは、今後の戦いにおいて明るい材料と言える。

冷静な自己分析とさらなる高みへ

上茶谷は「僕自身、いい球は一つもない」と厳しい自己評価を口にした。その上で、「一つ一つの精度を詰めていきたい」と、変化球の質の向上に意欲を見せている。自身を冷静に分析できる右腕であるからこそ、この登板で得た経験をさらなるレベルアップにつなげられる可能性が高い。

オープン戦という実戦の場で、急な先発にもかかわらず4回1失点という結果を残した上茶谷。課題はあるものの、変化球を武器にした投球スタイルの確かさを確認できた意義は大きい。今シーズン、ホークスの投手陣を支える重要な戦力としての成長が期待される。