長崎日大、甲子園で涙の敗退 33年ぶり選抜勝利ならずも終盤に猛追
長崎日大、甲子園で涙の敗退 33年ぶり勝利ならず (22.03.2026)

長崎日大、甲子園の舞台で涙の敗退 33年ぶりの選抜勝利ならず

第98回選抜高校野球大会第4日の3月22日、長崎日大は甲子園球場で行われた1回戦で山梨学院(山梨)と対戦し、3対5で敗れた。これにより、長崎日大にとって33年ぶりとなる選抜大会での勝利は実現しなかった。試合後、選手たちは整列し、悔しさを噛みしめる姿が見られた。

苦しい展開からの反撃 七回の2点適時打で追い上げるも

試合は初回に山梨学院が5点を奪い、長崎日大を圧倒する形でスタートした。長崎日大の攻撃は六回まで3安打1得点に抑えられ、苦しい展開が続いた。しかし、七回二死満塁の好機に鶴山虎士選手が2点適時打を放ち、一気に流れを変える反撃を見せた。この場面では、2塁走者の植木奏翔選手が生還し、2点差に迫る劇的なシーンとなった。残念ながら後続が打ち取られ、さらに得点を重ねることはできなかった。

投手陣では、古賀友樹投手が完投し、六回には3者連続三振を奪うなど、随所で光る投球を披露した。チームの粘り強さは最後まで失われることなく、持ち味を発揮した試合内容となった。

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竹内剛選手、けがからの復帰戦で奮闘も結果ならず

七回、2点差に追い上げた場面で、二死一・二塁のチャンスを作り出した竹内剛選手は、「今は自分たちの流れだ。絶対自分が打たなきゃ」という強い気持ちで打席に立った。4球目を強振した打球は左翼に伸びたが、野手のグラブに収まり、無念の表情を浮かべた。

竹内選手はチームの主力選手だったが、昨秋の県大会準々決勝で右肩を脱臼する大けがを負った。それでも「レギュラーに絶対戻る」と決意し、冬場は上半身を休ませる代わりに、下半身を筋力トレーニングで徹底的に鍛え上げた。けがによる落胆を見せず、チーム内では常に明るく振る舞い、ムードメーカーとしての役割を果たした。仲の良い鶴山選手は「剛はへこむところを見せず、チームの雰囲気をよくしてくれた」と語り、チームの結束が深まったことを強調した。

本格的に練習が再開できたのは選抜大会直前の3月に入ってからだったが、平山清一郎監督は「ミート力も走力もある選手」と信頼を寄せ、復帰間もない竹内選手を3番打者に起用する決断を下した。甲子園の舞台で全力を尽くした竹内選手は、「自分の力不足が分かった」と肩を落としながらも、「夏までに力を付けてまたここに帰ってくる」と飛躍を誓い、グラウンドを後にした。

平山監督「粘り強さは出せた」 夏への決意新たに

試合後、平山清一郎監督は「勝てなかったのは悔しいが、最後まで粘り強く戦うチームの持ち味は出せた」と選手たちの奮闘を称えた。さらに、「甲子園で勝つことを目標に、もう一度チーム作りをしていきたい」と語り、夏の大会に向けて新たな決意を示した。

長崎日大はこの敗戦で選抜大会を去ることとなったが、終盤の猛追やけがから立ち直った選手の活躍など、多くの見どころを残した一戦となった。チームはこの経験を糧に、次なる舞台での飛躍を目指すことになる。

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