奈良発の17歳シンガー、音楽への決意を新曲に込めて
「地元・奈良を音楽で盛り上げたい」――そんな熱い思いを胸に、関西を中心に活動する高校生シンガー・ソングライターが注目を集めています。奈良市に住む高校3年生、安藤未来さん(17)は、来年春の高校卒業を機に本格的な音楽の道へ進むことを決意。その第一歩として、12日に同市内で開催されるワンマンライブで、将来への思いを綴った自作曲「進む道」を初披露します。
「音楽でみんなを笑顔に」という夢
「音楽を通して、多くの人を笑顔にできるようなアーティストになりたい」と語る安藤さん。その言葉には、自身が音楽に救われた経験が深く刻まれています。中学生時代、学校生活や進路に悩んでいた頃、SNSで偶然出会った楽曲の前向きな歌詞に勇気づけられました。「あの時、音楽が私を支えてくれた。今度は私が音楽で誰かの背中を押せる存在になりたい」と、その思いを熱く語ります。
「NHKのど自慢」優勝から広がる活動の場
安藤さんの音楽活動の転機は、中学3年生時の2023年に訪れました。奈良県上牧町で開催された「NHKのど自慢」に出場し、見事優勝を果たしたのです。この実績が評価され、翌年には各地の優勝者が集うチャンピオン大会にも出場。その歌声は多くの人の心を動かしました。
番組放送後、大阪のライブハウスから出演依頼が舞い込むようになり、関西各地のステージに立つ機会が増加。観客から「勇気をもらった」「元気が出た」といった声を直接かけられるようになり、「誰かのために歌うこと」の喜びを実感するようになりました。
苦手な曲作りに挑戦、オリジナル曲を創作
シンガー・ソングライターを目指す中で、安藤さんは苦手意識のあった曲作りにも積極的に取り組みました。最初に完成させたオリジナル曲「夢」には、「前を向いて一歩ずつ進むきみへ」「いつかいつかたどり着く 輝く未来へ」というメッセージ性の強い歌詞が込められています。「前を向き続ければ、きっと未来は開けるという想いを伝えたかった」と創作意図を説明します。
ライブでギターを弾きながらこの曲を披露すると、同世代の観客から「元気が出た」と好評を博し、「曲を作って本当によかった」と手応えを感じたといいます。
学業と音楽活動の両立に奮闘
高校入学後は、学業と音楽活動の両立に日々奮闘しています。学校から帰宅後はボイストレーニングや曲作りに時間を割き、休日はライブ出演に奔走。地元奈良の様々なイベントにも参加し、今年1月にはバスケットボールBリーグ2部・バンビシャス奈良の公式戦で国歌斉唱を担当するなど、活動の幅を広げています。
音楽の普遍的な魅力を実感
安藤さんは音楽の魅力について、「言葉の壁を超えて、リズムやメロディーで世界中の人と繋がれるところ」と語ります。この思いから、より幅広い年代に自分の音楽を届けたいと考え、4月のワンマンライブに合わせて「進む道」と「夢」を収録したCDも制作しました。
新曲「進む道」に込めた決意
今回初披露される新曲「進む道」は、バラード調のしっとりとしたメロディーに、伸びやかな歌声が乗る作品です。歌詞には「いま 前を向いて 自分を信じて もう負けないって 強く思うんだ」という力強いメッセージが込められており、悩みながらも未来へ進む心境を表現しています。
「これからの未来は喜びも悲しみも すべて笑顔にのせて唄うよ」という歌詞には、音楽の道で頑張っていくという安藤さんの強い決意が反映されています。「音楽に救われた自分が、今度は音楽で誰かを支えられるアーティストになりたい」と、将来への展望を明るく語ります。
ワンマンライブの詳細
ワンマンライブは4月12日、奈良市のライブハウス「EVANS CASTLE HALL」で開催されます。開演は午後2時から。チケットは一般3500円(ドリンク代別)などで販売中です。地元奈良で育った若き才能が、新たな一歩を踏み出す瞬間を多くの方にご覧いただけます。



