中日ドラゴンズ、11失点で連勝ストップ 新人桜井がプロの洗礼受ける
2026年4月4日、中日ドラゴンズはヤクルト戦で今季最多となる11失点を喫し、3連勝を逃した。連勝は2で止まり、チームは苦い敗戦を味わった。試合は雨上がりのグラウンドで行われ、分厚い雲が空を覆う中での戦いとなった。
新人桜井、3回途中6失点でプロ初黒星
先発マウンドに立った新人・桜井は、プロ2度目の先発で厳しい洗礼を受けた。3回途中で8安打6失点を記録し、この試合だけで3本塁打を浴びる苦しい投球内容だった。
特に3回裏は1死も取れないまま、増田に3ラン本塁打を浴びるなど5連打で5失点。1週間前の広島戦では7回1失点の好投を見せたが、この日は変化球が思うように決まらず、ストライクゾーンを外れる球が目立った。
桜井は試合後、「全体的にだめだった。チームに申し訳ない」と悔しさをにじませた。井上一樹監督は「きっちり捉えられることが多かった。オープン戦から新人らしからぬところがあったけど、初めてプロの怖さを知ったのかな」と若き右腕の苦闘を振り返った。
救援陣も乱れ、中盤で突き放される
桜井降板後も、救援陣が四球でリズムを崩し、一時は2点差まで迫った流れを止められなかった。井上監督は「反撃ムードができつつあるところで、その失点が痛かった。取られ方だよね。全部打たれてというわけでなく、四球が絡んでという」と救援陣の投球内容に苦言を呈した。
新人花田、デビュー戦で初安打を記録
一方、ドラフト6位で入団した新人・花田(東洋大出身)がプロ初出場を果たし、見事なデビューを飾った。3日に右脚を負傷した岡林に代わって1軍登録されると、「7番・中堅」で先発出場。
四回の第2打席でヤクルト先発・山野から左前打を放ち、プロ初安打を記録。八回には左翼フェンス直撃の二塁打もマークし、2安打の活躍を見せた。
花田は「左投手には自信を持っている。その自信が結果につながった」と笑顔を見せ、「勝負強い打者になってチームを勝たせる存在になりたい」と意気込みを語った。
細川、今季1号となる2ラン本塁打
4番打者・細川も好調を維持し、今季1号となる2ラン本塁打を放った。2―6とリードされた五回2死二塁の場面で、初球のカットボールを左翼席へ運んだ。
一回には先制の右犠飛を放ち、四回には今季初の長打となる二塁打も記録。計3打点を挙げて4番の役割を果たしたが、試合後には「チームが負けたので何もないです」とチームの敗戦を悔やんだ。
井上監督、今後の投手起用について言及
井上監督は桜井の次回登板について、「スケジュール的に5試合の週が続く。どの選手を休ませてどの選手をいかせてということは、またあす(5日)までを終えてから決めたい」と述べ、慎重に検討する姿勢を示した。
また、緊急昇格した花田の活躍については、「うちの核である岡林の離脱は本当に痛いが、センターというポジションを考えたら誰でもいいわけではない。花田がファームで一番センターを守る機会が多かった。そこで2本打って、これからもどんどんチャンスはあるだろうし、こちら側も使っていくつもりでいる」と評価した。
ヤクルトは先発・山野が6回4失点で2勝目を挙げ、チームの勝利に貢献した。
季節外れの寒さが染みるナゴヤドームで、中日は大野、柳が2日連続で完投勝利を挙げた流れに乗れなかった。しかし桜井自身が「勝負から逃げての失点じゃない。切り替えて頑張るしかない」と前向きな姿勢を見せるなど、苦い教訓を次に生かそうとする意志も感じられた。



