伊勢ケ浜部屋が集団指導体制を導入 暴力問題受け運営改善へ
大相撲の伊勢ケ浜部屋は、師匠と部屋付き親方4人による集団指導体制を確立しました。この決定は、伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)が弟子の幕内伯乃富士に暴力を振るった問題を受けてのもので、部屋の運営改善と指導強化を目的としています。
部屋付き親方も指導に参画 生活面まで包括的に
楯山親方(元幕内誉富士)は11日、春巡業中の神奈川県藤沢市で記者団に対し、「部屋付きの親方衆も師匠と同じ立場で弟子の生活面を含めた指導を行っていく」との方針を明らかにしました。これにより、伊勢ケ浜部屋では師匠1人に加えて、部屋付き親方4人を含めた合計5人による集団指導体制が構築されることになります。
楯山親方は、「これまでもみんなで協力して指導してきたが、より一層やっていくということ」と述べ、従来の指導方法をさらに発展させる意向を示しました。この体制は、弟子たちに対する監督を強化し、暴力などの不適切な行為を防止するための措置として位置付けられています。
相撲協会と協議を重ね 部屋運営の見直し進む
伊勢ケ浜部屋の今後の運営については、10日に東京・両国国技館で協議が行われました。この会合には、伊勢ケ浜一門の浅香山理事(元大関魁皇)や日本相撲協会の佐渡ケ嶽危機管理部長(元関脇琴ノ若)らが出席し、部屋の指導体制や安全管理について話し合いが持たれました。
協会側は、伊勢ケ浜部屋を直接視察する予定であり、現場の状況を確認しながら、適切な運営が行われているかを監視する方針です。これにより、部屋内部の透明性を高め、問題の再発防止に努める構えです。
今回の集団指導体制の導入は、以下の点を重視しています:
- 師匠と部屋付き親方による共同指導の徹底
- 弟子の生活面を含めた包括的なサポート
- 暴力行為の防止と健全な育成環境の確保
- 相撲協会との連携による運営の改善
伊勢ケ浜部屋は、この問題を契機に、指導方法の見直しを進め、相撲界全体の信頼回復に貢献することを目指しています。今後の展開に注目が集まっています。



