伊勢ケ浜親方、春場所休場が決定 弟子への暴力行為で協会が厳重措置
日本相撲協会は3月6日、大阪市内で理事会を開催し、弟子の幕内伯乃富士に暴力を振るった伊勢ケ浜親方(34歳)=元横綱照ノ富士、本名杉野森正山、モンゴル出身=に対し、春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)を休場とする措置を取ったことを明らかにしました。
コンプライアンス委員会が詳細調査を実施
協会のコンプライアンス委員会が現在、この暴力行為に関する詳細な調査を進めており、正式な処分については春場所終了後の理事会で協議される見通しです。伊勢ケ浜親方は、暴行を働いた翌日に自ら協会に報告したと説明しています。
協会関係者によると、伊勢ケ浜親方は春場所期間中、館内警備など親方としての通常の職務には従事せず、部屋での弟子指導のみを行うことになります。この措置は、事態の重大性を考慮した暫定的な対応として位置づけられています。
関係者の聴取も実施 背景を詳細に調査
伊勢ケ浜親方は2月24日、被害を受けた伯乃富士と、事情を知る幕内錦富士とともに、協会の聴取を受けました。協会は複数の関係者から事情を聴取することで、事件の全容解明に努めています。
今回の措置は、相撲界における暴力行為に対する厳格な姿勢を示すものであり、今後の処分内容によっては、伊勢ケ浜親方の相撲協会内での立場に影響を与える可能性もあります。協会は、暴力行為が一切許されないことを改めて強調しています。
春場所を目前に控えた中でのこの発表は、相撲ファンや関係者に大きな衝撃を与えています。伊勢ケ浜親方はかつて横綱として活躍した経歴を持ち、引退後は親方として後進の指導に当たってきましたが、今回の事件でその指導方法が厳しく問われることになりました。
