三重・伊勢で神宮奉納大相迫力の取組 横綱土俵入りに2500人熱狂
伊勢で神宮奉納大相撲 横綱土俵入りに2500人熱狂 (29.03.2026)

三重・伊勢で神宮奉納大相撲 横綱の土俵入りに2500人熱狂

三重県伊勢市の神宮会館内にある神宮相撲場で3月29日、「第69回神宮奉納大相撲」が開催されました。中日新聞社などが後援するこの行事には、全国から好角家ら約2500人が訪れ、会場は満員御礼の大盛況となりました。横綱たちの堂々とした土俵入りや、観客の目の前で繰り広げられる迫力満点の取組が、会場全体を熱気に包みました。

幕内力士トーナメントは大関琴桜が優勝

相撲場では、力士たちが朝から稽古に打ち込み、本番に備えました。相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」や、美声自慢の力士による「相撲甚句」など、巡業ならではの出し物も観客を大いに盛り上げました。

幕内力士によるトーナメントでは、大関琴桜が2年ぶり2度目の優勝を果たしました。琴桜は大栄翔、隆の勝らを次々と退け、決勝では横綱豊昇龍を寄り切りで破り、見事な勝利を収めました。

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伊勢神宮内宮で華やかな奉納土俵入り

伊勢神宮内宮の神苑では、華やかな化粧まわし姿の横綱豊昇龍と大の里が登場。大関、関脇、小結による「三役そろい踏み」に続き、両横綱が手数入り(土俵入り)を奉納しました。参道からは四股に合わせて「よいしょ」のかけ声が飛び交い、神聖な雰囲気の中にも熱い歓声が響き渡りました。

小学生ファンの夢と横綱大の里の復調への思い

観戦に訪れた堺市の小学3年生、西口大陽さんは熱海富士に憧れて相撲の稽古に励んでいます。「熱海富士は最後まで頑張って戦っていた。いつか同じ伊勢ケ浜部屋に入りたい」と目を輝かせ、将来への夢を語りました。

一方、左肩のけがで春場所を途中休場した横綱大の里は、春巡業に参加し、幕内力士トーナメントに出場しました。春場所3日目以来となる相撲では、右差しの体勢をつくりながら左腕はあまり使わず、慎重な戦いを見せました。大の里は「体をしっかりつくって。体調管理も大事。長いので、5月の場所に向けてしっかり準備して頑張る」と、夏場所(5月10日初日・両国国技館)に備えて体を仕上げていく考えを示しました。

伊勢神宮では横綱昇進後初めてとなる雲竜型の奉納土俵入りも披露。「小さい頃から来ていた神社でもあったので、去年は大関、今回は横綱として来られてよかった」と感慨深げに語りました。参拝もした大の里は、デビュー以来、負傷による初の長期休場となった先場所を踏まえ、「まずはしっかりと回復」と体の復調を願いました。

神宮奉納大相撲の歴史と地域への親しまれ

神宮奉納大相撲は伊勢神宮崇敬会の主催で、1955年に始まりました。春巡業の幕開けを告げる行事として、ファンや地域住民らに長年親しまれています。今年もその伝統を受け継ぎ、力士たちの熱戦と観客の熱い声援が一体となった一日となりました。

トーナメントでは大関琴桜が優勝を飾り、春場所で賜杯を抱き、大関復帰を果たした霧島も参加。力士たちの活躍が、春の訪れを告げる伊勢の地で鮮やかに彩られました。

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