鈴木猛史、パラリンピックで銅メダル獲得 結婚12年の妻の支えに感謝
【コルティナダンペッツォ(イタリア)】ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは最終日の3月15日、アルペンスキー男子回転(座位)で鈴木猛史選手(カヤバ)が銅メダルを獲得し、3大会ぶりの表彰台に立った。森井大輝選手(トヨタ自動車)は4位に終わった。
結婚後の覚悟と奮闘
鈴木選手は、2014年ソチ大会で2個のメダルを獲得した後に結婚。その後、不振が続いたが、「結婚したから遅くなったんじゃないかと思われたくなかった」と強い覚悟で挑戦を続けてきた。最終種目の回転で、ソチ以来となるメダルをつかみ取ることに成功した。
霧の中での攻めの滑走
1回目の滑走で3位につけた鈴木選手は、2回目を「目の前のポールを思い切りクリアするだけ」と攻めた姿勢で臨んだ。霧で視界が悪い状況でも、無の境地でターンを繰り返し、フィニッシュ。2回目は全体1位のタイムを記録し、メダルを確信した瞬間、「妻や息子、娘の顔がぱっと浮かんだ」と拳を握りしめた。
家族への感謝の言葉
鈴木選手は表彰台に立った後、「妻の支えがあったからこそ、メダルを取れたんだと言いたかった。(子供には)やっと、ちょっとはかっこいい姿を見せられたのかな」と語り、結婚12年の妻と家族への深い感謝を表明した。長く日本代表チームで活躍する森井選手を抑えての銅メダルは、家族の支えが原動力となった勝利と言える。
この銅メダルは、鈴木選手の不屈の精神と家族の絆を象徴するものとなった。パラリンピックの舞台で、パパとしての強さを見せつける瞬間となった。



