村瀬心椛、スロープスタイル銅メダルで涙 ビッグエアとの2冠ならず
2026年2月18日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスノーボード女子スロープスタイル決勝が行われ、村瀬心椛選手(TOKIOインカラミ)が銅メダルを獲得した。試合終了後、約1時間にわたり涙を流す姿が見られ、悔しさをにじませた。
「みなさんの期待に応えられなかった」 悔しさにじむ言葉
村瀬選手は試合後のインタビューで、「みなさんの期待に応えられなかった。それが一番悔しい」と心情を吐露。逆転を狙った最終3回目では、女子では珍しい大技「トリプルコーク1260」を完璧に決め、力強く両手を突き上げるパフォーマンスを見せた。
「今まで出したことがないベストのランが出せた。勝ったと思った」と語るほど手応えを感じていたが、得点は思ったほど伸びず、トップの深田茉莉選手に2.03点届かず3位に終わった。ビッグエアとの2冠を狙っていただけに、「そう甘くはなかった」と肩を落とした。
4年間の努力と成長 「次はもっと強く」
村瀬選手は、17歳で初出場した前回の北京五輪ではビッグエアで銅メダルを獲得した一方、スロープスタイルは10位に沈んだ。苦手克服のために「この4年間、めっちゃ本気で練習した」と語り、昨夏はニュージーランドで1日6時間の練習を繰り返し、技を磨いてきた。
ひとしきり泣いた後、前を向いた村瀬選手は「力は出し切った。次はもっと強くなった姿を見せます」と力強く宣言。銅メダルでは満足できなくなったことが、21歳の成長を物語っていた。
表彰台の光景と今後の展望
表彰式では、金メダルの深田茉莉選手、銅メダルの村瀬心椛選手、男子銀メダルの長谷川帝勝選手が並び、日本のスノーボード界の活躍を印象付けた。村瀬選手は、4年前の「どん底」を乗り越え、今回の銅メダルにつなげたが、さらなる高みを目指す決意を新たにしている。
今回の結果を受け、村瀬選手は「次はもっと強く」と繰り返し、今後の活躍への期待を高めた。スノーボード女子界の注目選手として、さらなる進化が期待される。



