長谷川帝勝、銀メダルで歴史に名を刻む 「練習の虫」の4年間の飛躍と原点となった苦いデビュー戦
長谷川帝勝が銀メダル 「練習の虫」の4年間の飛躍と原点 (18.02.2026)

「練習の虫」長谷川帝勝、銀メダルで歴史に刻む 4年間の飛躍と原点

スノーボード男子スロープスタイルで、長谷川帝勝(20)が日本勢として初めての表彰台となる銀メダルを獲得した。リビーニョで行われた決勝で見事なジャンプを決め、歴史に名を刻んだ。彼は「練習の虫」として知られるライダーであり、強い意志で苦境を打破してきた軌跡が今回の栄光につながった。

悔しさが脳裏に刻まれた“デビュー戦”

この4年間で飛躍を遂げた長谷川だが、その原点には苦い経験がある。北京五輪シーズンに初出場を予定していたスイスでのワールドカップでのことだ。公式練習で挑んだ逆スタンスでの横4回転半の技で激しく転倒し、足首に激痛が走った。結果として骨折が判明し、シーズンを棒に振るという悔しさを味わった。

この経験は、彼の競技に対する姿勢を大きく変えるきっかけとなった。けがをしない体づくりを徹底するため、朝5時に起床してストレッチなどの準備を入念に行うようになった。さらに、滑走技術の重要性を再認識し、試合や通常の練習以外でも一人で雪山に出向き、あえて荒れた雪面を選んでひたすら滑り込むという独自のトレーニングを積んだ。

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海外ライダーからも認められる存在に

長谷川は競技成績だけでなく、その姿勢や人間性でも多くの海外ライダーから認められる存在となった。特に尊敬する2014年ソチ五輪の覇者、セージ・コッツェンバーグ(米国)とは親しくなり、「次の時代を引っ張るのはおまえだ」という励ましの言葉をもらった。この思いを胸に刻み、強敵たちと堂々と渡り合い、見事なパフォーマンスを披露した。

今回の銀メダル獲得は、日本勢としてスロープスタイル種目で初の表彰台となる快挙であり、北京大会を抜いて過去最多となる20個目のメダルをもたらした。長谷川の地道な努力と不屈の精神が、国際舞台で輝く結果として結実した瞬間であった。

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