白馬のスキー場で見た忘れられない白と青の光景、34年経っても鮮明に
白馬スキー場の白と青の光景、34年経っても鮮明 (25.02.2026)

白馬のスキー場で見た忘れられない白と青の光景

大阪府枚方市に住む傘谷幸子さん(59)は、34年前の冬、友人と共に白馬のスキー場を訪れた日のことを今でも鮮明に覚えている。その日はどんよりとした曇り空が広がり、ゲレンデの雰囲気は少し重苦しかったが、せっかく遠くまで来たのだからと、二人はゴンドラとリフトを乗り継ぎ、標高の高いエリアへと向かった。

初級者には厳しい急斜面での挑戦

しかし、到着したゲレンデは急斜面が多く、上級者たちが颯爽と滑り降りる姿を見て、傘谷さんたちは思わず足がすくんだ。ボーゲンがやっとの初級者にとって、このコースは無謀な挑戦だったようだ。仕方なく、斜面を横切るようにゆっくりと滑ろうとしたが、友人は突然、急斜面を直滑降し始め、ドッテーンと大転倒。スキー板が吹っ飛び、雪にまみれた姿を見て、傘谷さんは「うわぁ…大丈夫ー!?」と声を上げた。

雲が流れて現れた感動的な光景

友人がなぜか空を見上げているのに気づき、傘谷さんも視線を上げた。すると、雲が流れ去り、真っ白な山々が姿を現した。その稜線をくっきりと際立たせる空の青が、目の前に広がる雪嶺を一層引き立てていた。二人は声も出せず、ただその美しさに見入った。深雪のゲレンデを滑っては転び、泣きそうになりながらも、「あの山すごいね」「もう感動!」と笑顔で語り合えた瞬間だった。

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傘谷さんは、あれから34年の時が過ぎても、この白と青の光景を忘れられないと語る。今も誰かが同じように、声も出せずにその美しさに見つめているのではないかと感じている。自然の壮大さと、友人との共有した思い出が、長い年月を経ても心に残る宝物となっている。

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