サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で注目されるのが、両手で頭上からボールを投げ入れてプレーを再開するスローインだ。今大会から、意図的な遅延を防ぎプレー時間を確保するため、新ルールが適用される。審判の判断でカウントダウンが行われ、5秒を過ぎると相手ボールのスローインとなる。
日本代表の練習にスローインメニュー
メキシコ・モンテレイ近郊で6日(日本時間7日)に行われた日本代表の練習でも、スローインからゴールに迫るメニューが盛り込まれた。5秒を過ぎると名波コーチが笛を吹き、「逆(相手のボール)になるよ」とスローワーに注意を促していた。
投げる選手だけの問題ではない。周りの選手が素早く相手のマークを外し、ボールを受けられる位置に動くことも重要だ。FW小川航基(NEC)は「スローインは地味だが、試合中に多く発生する。その一つで局面が変わる」と語る。セットプレーと言えばCKやFKが注目されがちだが、スローインの機会の方が一般的に多い。
相手に圧力をかける場面も
5月31日のアイスランド戦では、相手の規則違反で日本側のスローインとなる場面があった。DF冨安健洋(アヤックス)は「ファイブ、フォー、スリー」と主審に聞こえる声でカウントしたという。
日本代表は前回のカタール大会後から素早いリスタートを意識し、スローインの練習を取り入れてきた。ルール改正は、その成果を示す絶好の機会と捉えている。



