ジュビロ磐田が劇的な土壇場勝利で3連勝を飾る
2026年4月18日、明治安田J2・J3百年構想リーグ第11節第1日が開催され、J2ジュビロ磐田が敵地で大宮アルディージャを2対1で破り、見事な3連勝を達成しました。この勝利はPK戦勝ちを含む今季初の連勝記録となり、チームの勢いにさらに拍車をかけています。
終了間際の劇的決勝ゴール
試合の決定的瞬間は、まさにラストワンプレーに訪れました。後半28分、MFグスタボ・シルバ選手の同点ゴールで試合の流れが一変。その後、シルバ選手がカウンター攻撃を仕掛け、GKを巧みに引きつけると、FW佐藤凌我選手に絶妙なパスを通し、見事な決勝弾が生まれました。
この同点ゴールは、交代出場のMF川合徳孟選手、FW佐藤凌我選手、MFシルバ選手の3選手が見事な連携プレーで作り出したものです。川合選手は「お互いの良さを利用し合えた」と語り、各選手の特徴がうまくかみ合ったことで攻撃が活性化したことを強調しました。
志垣監督の後半勝負采配
気温が24度を超える中、志垣良八監督は「暑くなる」と読み、後半勝負に打って出る采配を決断しました。後半15分過ぎから温存していたシルバ選手を投入し、攻撃的な選手を次々と送り込みます。
後半25分過ぎに川合選手と佐藤選手が揃うと、チーム特有のリズムが攻撃に生まれ、スタジアム全体に磐田らしい光景が広がりました。サポーターの声量も上がり、チーム全体が一体となる瞬間が訪れたのです。
選手たちの確かな手応え
左足首の故障から7戦ぶりに先発出場を果たしたDF松原后選手は、「目に見えて、相手の運動量が落ちた」と感じ取っていました。奪ったボールを素早く縦に展開し、同点ゴールへとつなげたチームの動きに確かな手応えを感じていたようです。
決勝ゴールを決めた佐藤凌我選手は、「パスが来ると信じて走っていた。あそこに入っていけるのが持ち味。あれがなければ、自分が出る意味がない」と振り返り、自身のプレースタイルへの自信をにじませました。
シルバ選手の謙虚な姿勢
同点ゴールと決勝ゴールの両方に関わったシルバ選手は、自身のラストワンプレーをチーム全体の姿勢と重ね合わせて語ります。「エゴを出すのではなく、チームのために謙虚に戦える選手になれるか。その姿勢がチームの強さ、魂を育むのだ」と、チームプレーの重要性を強調しました。
課題も残す勝利
しかし、この勝利は手放しで喜べるものではないと志垣監督は指摘します。「前半は相手のパワーに押された」と認め、カテゴリーが一つ違うような実力差を感じさせる場面もあったと分析しました。
もし2点目を奪われていたら、現在の磐田には巻き返す力がなかったかもしれないと、最少失点に抑えられたことには運も味方したと謙虚に受け止めています。今後の課題を明確にした上での貴重な勝利となりました。
この劇的な勝利により、ジュビロ磐田は連勝街道を順調に進んでいます。志垣監督の采配と選手たちの連携が光る一戦は、今後のチームの成長に大きな期待を抱かせる内容でした。



