埼玉西武ライオンズの長谷川信哉選手が、痛恨のミスから見事に立ち直り、チームの勝利に大きく貢献した。30日に行われた横浜DeNAベイスターズ戦で、長谷川選手は2安打2打点の活躍を見せ、西口文也監督から「期待に応えていいプレーを継続している」と称賛された。
ミスからの再起
24歳の右打者は、28日のヤクルト戦で自己最多となる7号本塁打を放った直後、七回の左安打で左翼手の落球に気づかずベンチに戻ろうとしてアウトになるミスを犯した。西口監督はすぐに交代を告げ、「当たり前のことをできなかったので」と厳しい姿勢を示した。長谷川選手は「(胸に)来るものがあった」と落ち込んだ。
しかし翌日以降も、長谷川選手の名前はスタメンに残り、打順は二つ上がって「5番・一塁」に抜擢された。長谷川選手は「走者をかえせってメッセージかな」と前向きに受け止めた。
同僚の励ましが力に
ミスを悔いた数日間、長谷川選手は同僚の温かい支えに包まれた。2歳年上の古賀悠斗選手はミスの夜に「チームにハセが必要だから」とLINEを送って励ました。ベテランの桑原将志選手はお尻をポンとたたき、「きょうも頑張ろう」と明るく声をかけた。両選手とも過去に痛い失敗を経験しており、その言葉には重みがあった。
試合での活躍
30日の試合では、3-0の四回1死満塁の場面で、2ストライクと追い込まれながらも、外角低めの厳しい変化球に体勢を崩されながら左手一本で右前に落とし、2点を追加する貴重な一打を放った。
長谷川選手は「色んな方に『これが笑い話になるようにすればいい』と言ってもらった。切り替えてやりたい」と語り、失敗を乗り越えて成長する決意を示した。人は失敗し、周りに支えられ、その優しさに応えようとする中で成長していく。長谷川選手の再起劇は、チームメイトの結束と個人の強さを象徴するものとなった。



