東京マラソン2026 タケレが2連覇 大迫傑が日本勢トップの12位
2026年3月1日、東京マラソンが東京都庁前から東京駅前までのコースで開催された。男子レースでは、エチオピアのタデセ・タケレ選手が2時間3分37秒の記録で2連覇を達成した。日本勢では、日本記録保持者の大迫傑選手(リーニン)が2時間5分59秒で12位に入り、日本人最高順位を獲得した。
鈴木健吾が13位でMGC出場権 大迫は既に獲得済み
前日本記録保持者の鈴木健吾選手(横浜市陸協)は、大迫選手にわずか10秒差の2時間6分9秒で13位となり、2028年ロサンゼルスオリンピックの代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(2027年10月開催)の出場権を手にした。大迫選手は既に同出場権を獲得済みである。
35キロ付近では、鈴木選手、大迫選手に加え、工藤慎作選手(早大)、近藤亮太選手(三菱重工)が集団を形成していたが、終盤のハイレベルな駆け引きの中で順位が確定していった。
近藤亮太は17位で反省「粘れなかった」
近藤亮太選手は2時間7分6秒で日本勢4番手の17位となった。昨年の世界選手権東京大会と同様に終盤で失速し、「今回も粘れなかった。課題の残るレースだった」と肩を落とした。35キロ以降、大迫選手と鈴木選手のペースについていけず、徐々に後退したことについて、「走り込みが足りていなかった」と反省を口にした。
それでも、自身3度目のマラソンで「42キロが怖くなくなった」と手応えをつかみ、MGC出場権も獲得。「高速レースに挑んで、経験値をさらに高めていきたい」と意欲を見せた。
初マラソンの工藤慎作 日本勢5番手でMGC切符獲得
箱根駅伝で山上りの5区を3年連続で担う21歳の工藤慎作選手が、初マラソンで好走を見せた。2時間7分34秒で日本勢5番手に入り、MGCの出場権を獲得した。
工藤選手はレース前半について、「前半は行けるのではないかと夢を見た」と語り、日本トップ選手と渡り合う場面もあった。しかし、35キロ過ぎで後退し、「何度も足をつってしまった。余裕があるのにペースを落とさざるを得なかった」と悔しさをにじませた。
終盤は目標をMGC出場権獲得に切り替えてゴールし、「マラソン選手としてのキャリアは始まったばかり。今日の経験をどう生かしていくか考えていきたい」と前向きな姿勢を示した。
その他の日本人選手の結果
15位の市山翼選手(サンベルクス)、20位の工藤慎作選手、26位の藤村共広選手(スズキ)もMGC出場権を獲得した。これにより、東京マラソンでは複数の日本人選手が2028年ロサンゼルス五輪への切符を手にすることとなった。
今回のレースは、国際的な高速レースの中で日本勢がどのように戦えるかを示す機会となり、今後のマラソン界の発展に期待が寄せられている。



