被災地でラグビーの復興祈念試合、釜石が花園を破る
東日本大震災の被災地である岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで、7日、ラグビー・NTTリーグワン2部の第7節が行われました。この試合は、震災から15年となるのを前に、復興祈念試合として銘打たれた特別な一戦です。釜石チームは、粘り強い防御を発揮し、花園を30対22で破り、勝利を収めました。
「釜石コール」が会場に響き渡る
試合中、会場には熱狂的な「釜石コール」が響き渡り、観客と選手が一体となって復興への思いを共有しました。釜石の主将であるフランカー(FL)の河野選手は、試合後に「しんどい時でも諦めずに体を張り続けることができた」と語り、チームの結束と支援への感謝を表明しました。
強いチームになることが被災者の希望に
釜石チームは、かつて日本選手権で7連覇を成し遂げた新日鉄釜石を前身としています。福島県いわき市出身のウィング(WTB)の小野選手は、試合後のインタビューで「V7の再来ではないが、強いチームになることが被災された方の希望にもなる。きっかけにしたい」と述べ、チームの成長が被災地の復興に寄与することを願う思いを語りました。
試合では、釜石が密集を抜けてトライを奪い、膝下へのタックルを起点に相手を複数人で囲んで球を奪うなど、少ない攻撃機会を確実にトライに結びつける戦略を見せました。この勝利は、被災地の復興を象徴するものとして、地域に新たな活力をもたらしました。



