ラグビーのNTTリーグワン1部第17節最終日が3日、東京・秩父宮ラグビー場などで行われ、横浜キヤノンイーグルスが三菱重工相模原ダイナボアーズを31-22で下し、今季6勝目(11敗)を挙げて1部残留を確定させた。一方、相模原は4勝13敗となり、2部との入れ替え戦に回ることが決まった。
デクラーク、横浜での最後のホームゲームを勝利で飾る
南アフリカ代表としてワールドカップ(W杯)2連覇を達成したスクラムハーフ(SH)のファフ・デクラークが今季限りで横浜を退団する。この試合は「神奈川ダービー」として注目され、横浜が接戦を制して3連勝を達成。9位に浮上し、2部との入れ替え戦に回る11位以下になる可能性が消滅したため、デクラークにとってリーグワン最後のホーム試合となった。
試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられ、横浜がリードを奪う展開に。21-17と迫られた後半27分、34歳のスター選手デクラークが途中出場。左右を大胆に使う正確なパス回しと自らの突破で攻撃のテンポを変え、32分にはセンター(CTB)のアウムアの追加トライをアシストした。試合後、デクラークは場内を一周し、観衆から大きな声援を浴びた。
「忘れられない経験」と総括、けがに悔いも
試合後の会見で、デクラークは4シーズンプレーしたリーグワンについて「大切な友人もでき、忘れられない経験になった」と振り返った。今季は第2節から第10節までけがで離脱し、その間チームは1勝8敗と低迷。退団会見では「けがが悔やまれる」と硬い表情を見せた。
デクラークは6月から、家族が暮らす母国のチーターズに2年契約で加入予定。来年のW杯で3連覇を目指す南アフリカ代表への復帰についても「体調がいい限り、挑みたい」と意欲を示した。
この試合には両軍のファンが多数詰めかけ、デクラークのプレーに視線を注いだ。横浜の勝利に貢献したデクラークは、日本のラグビーファンに強い印象を残して去ることとなった。



