ブラックラムズ東京が圧勝で9勝目、プレーオフ進出へ大きく前進
ラグビーのNTTリーグワン1部第15節第1日が4月17日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、リコーブラックラムズ東京(BR東京)が三重ホンダヒートを49-5で下して9勝目(6敗)を挙げた。三重は今季最少得点で9敗目(6勝)となり、痛恨の敗戦となった。
序盤から圧倒的な攻撃でリードを広げる
試合はWTBメイン平の前半4分のトライを皮切りに、BR東京が三重から合計8トライを奪う圧倒的な内容となった。うち6トライを前半だけで記録し、試合の流れを完全に掌握。後半も攻撃を継続し、SO中楠がチーム8個目のトライを挙げるなど、終始主導権を握った。
3トライ差以上で得られるボーナス点を含め、BR東京は最大の勝ち点5を獲得。暫定順位では東京SGを抜いて5位から4位へ浮上し、初のプレーオフ進出へ大きく前進した。残り3試合のうち、次節のトヨタ戦と最終節の東京SG戦もプレーオフを懸けた重要な一戦となる。
ペレナラ主将、友人への連帯を示す金髪姿で奮闘
試合後、SHのペレナラ主将は「今日の5点は良かった」と勝利を喜んだ。注目を集めたのは、前節の後から短く刈り込んで金色に染めた髪型だ。この変化についてペレナラは「ブラザーをサポートする形を見せたかった」と説明。
その背景には、母国ニュージーランドのブルーズで共にプレーしていた旧友、FWキャメロン・スアフォア選手が今月上旬に末期がんの診断を受けて引退したことがある。ペレナラは友人への連帯と支援を示すため、あえて金髪姿でプレーすることを決意したという。
この思いのこもったパフォーマンスはファンにも深い感動を与え、チームの勝利にさらに特別な意味を加えた。ペレナラは試合中も常にリーダーシップを発揮し、チームを勝利へ導く原動力となった。
残り3試合でプレーオフ進出を目指す
BR東京は今季、初のプレーオフ進出を目指して奮闘を続けている。今回の勝利で順位を4位に上げたことで、その可能性が現実味を帯びてきた。監督陣も「残り3試合で最高のパフォーマンスを発揮したい」と意気込みを語っている。
一方、同じく初のプレーオフ進出を目指していた三重ホンダヒートは、この敗戦で厳しい状況に追い込まれた。今季最少得点に終わった試合内容は、今後の戦略見直しを迫る結果となった。
ラグビーファンからは、ペレナラ主将の人間味あふれる行動とチームの勝利の両方が称賛されており、今後の試合への期待が高まっている。チームスポーツの真髄を示すような、心温まるエピソードと熱い戦いが続くNTTリーグワンの行方に注目が集まっている。



