ミラノ五輪でカーリング日本が1次リーグ敗退、メダル獲得の夢散る
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのカーリング女子競技において、日本代表チームが1次リーグで苦戦を強いられ、悔しい敗退を喫した。17日に行われた開催国イタリアとの対戦では、6-8で敗北し、通算成績が1勝6敗となった。これにより、上位4チームによる決勝トーナメント進出の可能性が消え、3大会連続でのメダル獲得の夢は途絶えた。
メンバー変更も勝利への起爆剤にならず
日本チームは今大会7試合目で初めてメンバーを変更し、セカンドの小谷優奈に代えて、フィフス(リザーブ)としてチーム最年少の23歳、小林未奈を起用した。小林は初の五輪出場で、試合前には「最初は震えるほど緊張した」と語ったが、ドローショットでは成功率90%超えを記録する一方、テイクアウトショットでは精度に課題を残した。また、スキップの吉村紗也香が投げる際に指示を出す「バイススキップ」も務め、日本の好ショットを引き出す役割を果たした。
試合は序盤から緊迫した展開となり、1-1の第4エンドで日本が3点を取られる不利な状況に陥った。しかし、第5エンドでは、ハウス内に石が密集する中、吉村の最終投がイタリアのナンバー2を正確に打ち抜き、3点を取り返す見事な反撃を見せた。これにより、試合は終盤まで大接戦となったが、日本の攻撃は十分に機能しなかった。
氷の状態や石の曲がりに苦戦、最終エンドで決着
サードの小野寺佳歩は試合後、「ショットの精度が上がらないと勝ち切ることは難しい」と振り返り、前日とは異なる氷の状態や石の曲がりの読みに苦しんだことを明かした。両チームとも同様の課題に直面したが、後手に回った日本は不利な立場に立たされた。
6-6のスコアで迎えた最終10エンドでは、日本が不利な先攻となった。イタリアは良い位置をキープし、スキップ同士の勝負に持ち込んだ。最終投でイタリアのスキップが日本のナンバー1の石をはじき出し、試合は8-6で決着。日本は残り2試合を残して敗退が決定し、選手たちは悔しさを露わにした。
選手たちの前向きな姿勢と今後の展望
スキップの吉村紗也香は、「前日とまったく違い、重たくて良く曲がるアイスに少し苦戦した」と氷の条件の難しさを指摘しつつも、「残り2試合、みんなで最後まで思い切りプレーしたい」と前を向いた。チームはメンバー変更という新たな戦略を試みたが、勝利には至らず、今大会での課題を浮き彫りにした。
この敗戦により、日本カーリング界は再び五輪の舞台でメダルを獲得するための道のりを見直す必要に迫られている。選手たちの奮闘はファンに感動を与えたが、結果として1次リーグ敗退という厳しい現実が突きつけられた。