ミラノ・コルティナ五輪 40歳ベルフスマが12年ぶりの金メダルを獲得
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのスピードスケート男子マススタートが2月21日(日本時間22日未明)に行われ、40歳のベテラン選手、ヨリト・ベルフスマ(オランダ)が見事に優勝を果たしました。ベルフスマは2014年ソチ冬季オリンピックの1万メートル以来、実に12年ぶりとなる金メダルを手にしました。
ベルフスマ、終盤のスパートで圧勝
決勝レースでは、ベルフスマとビクトハル・トルップ(デンマーク)が中盤から集団を抜け出し、大きくリードを広げました。終盤の激しい争いの中、ベルフスマが最後のスパートでトルップを振り切り、ゴール直前には余裕のガッツポーズと観客に向けた投げキッスを見せて、トップでフィニッシュしました。
この勝利により、ベルフスマはオランダの英雄として再び脚光を浴びることとなりました。銀メダルはトルップが獲得し、3位には混戦を制したアンドレア・ジョバンニーニ(イタリア)が入りました。
ストルツはメダル逃す 日本勢は奮闘も上位進出ならず
一方、今大会で500メートルと1000メートルで金メダル、1500メートルで銀メダルを獲得していたジョーダン・ストルツ(アメリカ)は、このレースでは4位に終わり、メダル獲得を逃す結果となりました。ストルツの活躍が期待されていましたが、マススタートでは思うような結果を残せませんでした。
日本からは佐々木翔夢(明治大学)と蟻戸一永(ウェルネット)の2選手が決勝に進出しました。佐々木は10位、蟻戸は13位と健闘しましたが、メダル圏内に入ることはできませんでした。特に佐々木はレース中盤まで好位置をキープする場面も見られましたが、終盤のスピード勝負で遅れを取ってしまいました。
ベテランの意地 40歳での金メダル獲得
ベルフスマの金メダルは、40歳という年齢での勝利としても注目を集めています。冬季オリンピックのスピードスケートにおいて、この年齢での金メダル獲得は極めて稀なケースです。ベルフスマはレース後、「長い間この瞬間を待ち望んでいた。年齢は単なる数字に過ぎないと証明できた」とコメントし、ベテラン選手としての意地を見せました。
マススタートは集団での駆け引きと最後のスパートが勝負を分ける競技です。ベルフスマは豊富な経験を活かしたレース運びで、若手選手たちを圧倒しました。この勝利は、持久力と戦略性が求められる同種目において、経験の重要性を改めて示す結果となりました。
ミラノ・コルティナオリンピックのスピードスケート競技は今後も続き、各国選手の熱い戦いが期待されています。ベルフスマの金メダルは、大会のハイライトの一つとして長く記憶されることでしょう。



