高木美帆選手、女子1500メートルで6位入賞 地元幕別町で熱い声援が沸き起こる
ミラノ・コルティナ五輪は2月21日未明(日本時間)、スピードスケート女子1500メートルが行われ、幕別町出身の高木美帆選手(31)が6位に入った。高木選手は平昌と北京の2大会で同種目銀メダルを獲得しており、今回も金メダルを目指して果敢に挑んだが、惜しくも表彰台を逃す結果となった。
地元幕別町のパブリックビューイングで280人が応援
高木選手の地元である北海道幕別町では、町百年記念ホールでパブリックビューイング(PV)が開催され、町民ら約280人が集結した。参加者たちは、高木選手が最終組でスタートすると、スティックバルーンを打ち鳴らしながら「行け」「頑張れ」と声をからして熱い声援を送った。
ゴール後のタイムと順位が伝わると、会場は一瞬静まり返ったが、レースを解説した姉の菜那さん(33)が「最後の最後まで、格好いい美帆の姿を世界中の人に見せつけてくれた。本当にお疲れさまでした」とねぎらいの言葉を述べると、惜しみない拍手が沸き起こった。
恩師や同級生、地元関係者からの温かいメッセージ
帯広南商高校スケート部時代の恩師である東出俊一さん(69)は、「結果は残念だったが最高の滑りをしたと思う。今回、三つもメダルを取ったじゃないですか。私は心から拍手をしてあげたい」と高木選手の健闘をたたえた。
高校時代の同級生である滝田菜央さん(31)は、ゴール後に涙する高木選手の姿を見て悔しさを強く感じたといい、「結果どうこうより、全部のレースで感動したと伝えたい」と語った。
また、高木選手が昔から訪れていた町内の寿司店「竹葉寿司」の杉山雪男さん(80)は、「地元からオリンピックに出るのはそうないことなので、すごく誇りに思う」と述べ、来店した際には「お好みで食べさせてあげたい」と再会を心待ちにしていると話した。
堀川桃香選手と佐藤綾乃選手も力走
同レースでは、大樹町出身の堀川桃香選手(22)が26位、厚岸町出身の佐藤綾乃選手(29)が22位に入った。長距離に強みがある堀川選手は、序盤からスピードを出す同走のドイツ選手を懸命に追い、力強い滑りを見せた。
前回の北京大会で同種目4位だった佐藤選手は、今大会で3000メートルと5000メートルの長距離2種目を制したイタリアのフランチェスカ・ロロブリジダ選手(35)と同走。後半は粘りを見せる同走選手の後を追う展開となり、ゴール後にはやや悔しそうな表情も見せたが、健闘を讃えられた。
このレースは、長短両距離の選手がしのぎを削る激戦となり、北海道出身の選手たちが世界の舞台で力強いパフォーマンスを披露した。地元の熱い支援が、選手たちの背中を押す一因となったことは間違いない。



