村岡桃佳が冬季パラ日本勢最多メダル11個目を達成、アルペン女子大回転座位で銀メダル獲得
イタリア北部で開催中のミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは第7日の12日、アルペンスキーの女子大回転が行われ、座位種目で3連覇を目指していた村岡桃佳選手(トヨタ自動車)が見事に銀メダルを獲得しました。このメダルは今大会で2個目となり、パラリンピック通算メダル数が11個に更新されました。これにより、冬季大会における日本人選手の最多メダル記録を塗り替え、日本勢単独1位の座に躍り出ました。
攻めた滑りで銀メダルを掴む
村岡選手は1回目を終えて2位に付け、逆転を狙って積極的な滑りを展開しました。2回目では序盤から旗門すれすれを通り、加速を図りました。金メダル獲得は叶いませんでしたが、3位との差を広げて確実に銀メダルを手にしました。表彰台では観客の歓声に応え、右手を振って喜びを表現しました。
今大会では、けがによる約1年間の雪上練習不足から、安全なコース取りに終始し、攻めた滑りができていませんでした。9日のスーパー大回転で銀メダルを獲得した際も、「出し切れなかった」と納得いかない気持ちを吐露していました。しかし、得意種目である大回転では覚悟を決め、積極的なレース運びができました。これは、滑れない期間も筋トレを継続し、筋肉量を維持した自信が背景にあります。
けがからの復活と記録更新
村岡選手は2019年に陸上との「二刀流」に挑戦し、2021年の東京大会出場時には筋トレの影響で体形が変化したエピソードもあります。指導した松永仁志監督は「彼女は絶対にやる強さがある」と評価しており、その積み重ねがけがという逆境の中で生きました。今回のメダルで通算11個目となり、冬季大会の日本人最多記録を持つ大日方邦子選手を抜きましたが、村岡選手は「先輩の背中を追い続けている気分」と謙虚な姿勢を示しています。
立位種目では本堂杏実選手(コーセー)が10位に入り、日本選手の健闘が光りました。村岡選手は今後も守りに入るつもりはなく、さらなる活躍が期待されます。



