新幹線最北端の駅、開業から10年の節目を迎える
北海道新幹線(新青森―新函館北斗、約149キロ)は、2026年3月26日で開業から10年を迎えました。新幹線の最北端駅となる新函館北斗駅(北海道北斗市)は、広大な田園地帯にぽつんと存在しています。駅前で目立つのはホテル2棟とレンタカー会社、駐車場くらいで、周辺で最も高い建物が14階建てのホテル、東横イン新函館北斗駅南口です。
静かな夜を迎える駅前の光景
10日夜、新幹線や札幌から在来線の特急が到着すると、スーツケースを引く人がぱらぱらとやって来ます。東横イン新函館北斗駅南口は、この日も静かな夜を迎えていました。在来線を乗り継いで約20分の観光名所・函館駅(函館市)周辺は現在、オフシーズンであることが背景にあります。
利用者獲得に苦戦する北海道新幹線。最北端の駅にあるホテルはどのような1日を過ごしているのでしょうか。記事と一緒に、ホテルからの絶景や「はやぶさ」の写真もたっぷりとお楽しみください。
コンビニが「ない」不便さ
午後10時半頃、最終の札幌発の特急「北斗」で到着した埼玉県川口市の男性会社員(41)が、フロントでスタッフに近くのコンビニを尋ねていました。駅前のコンビニは午後8時に閉店してしまうため、夜遅くに到着した利用者にとっては不便な状況が続いています。
新函館北斗駅の周囲には農地が広がり、都市的な利便性には乏しい環境です。この地域の開発は限定的で、駅前の商業施設は少なく、夜間の活動はほとんど見られません。
10年間の変遷と課題
北海道新幹線が開業してから10年が経過しましたが、新函館北斗駅周辺の開発は緩やかなペースで進んでいます。ホテルやレンタカー会社は存在するものの、飲食店や小売店が不足しており、観光客やビジネス利用者のニーズに完全には応えきれていない現状があります。
特に、駅前のコンビニが早く閉店することは、夜遅くに到着する旅行者にとって大きな課題です。このような不便さが、新幹線の利用者数に影響を与えている可能性も指摘されています。
今後の展望と期待
新函館北斗駅は、北海道新幹線の最北端として重要な役割を担っています。しかし、周辺の田園地帯という立地条件から、都市部のような活気には欠けています。今後、駅周辺の開発が進み、より便利で魅力的な空間となることが期待されます。
東横インをはじめとするホテルは、静かな環境の中で利用者を迎え入れ続けています。新幹線開業10年を機に、地域の活性化や利便性の向上に向けた取り組みが進むことが望まれます。



