米フィギュア選手グレン、トランプ批判続けるもSNS中傷で距離置く
グレン選手、トランプ批判続けるもSNS中傷で距離置く (19.02.2026)

米フィギュア選手グレン、トランプ批判続けるもSNS中傷で距離置く

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート競技に出場したアメリカ代表のアンバー・グレン選手(26歳)は、自身が性的少数者であることを公表している。多様性に否定的な姿勢を示すドナルド・トランプ大統領に対して、「私は黙らない」と強く批判を続けてきた。しかし、オリンピック開幕前には自らの発信力で仲間を励まそうとしたものの、交流サイト(SNS)上で激しい中傷被害に遭い、結果的にSNSから距離を置かざるを得ない状況に追い込まれた。

トランプ政権の政策に動揺も声を上げる決意

米政府が公式に認める性別を「男性と女性だけ」とするなど、性的少数者を標的にするトランプ政権の政策に対して、グレン選手は当初、不安と動揺を感じていた。それでも、「誰一人として、自分のアイデンティティを理由に拒絶されるべきではない」という信念から、声を上げることを決意した。その決意は、トランプ氏が大統領に就任した直後の昨年1月に開催された全米選手権で明確に示された。同大会で2連覇を達成した演技の後、彼女は氷上で性的少数者の社会運動を象徴する虹色の旗を誇らしげにはためかせたのである。

「政治は日常生活に関わる」という信念

グレン選手は、「『アスリートは競技に専念すべきで、政治の話はするな』と言われることがあるが、政治は私たちの日常生活に深く関わっている」と強く考えている。約7年前に、好きになる人の性別を問わないパンセクシュアルであることを告白したのも、自分らしく生きるための一環だった。彼女は「周囲と違っていても『それでいい』と思える扉を開きたかった」と語り、自身の生き方を通じて多様性の重要性を訴え続けている。

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SNS中傷による苦難と今後の展望

しかし、そのような積極的な発信が逆にSNS上での激しい中傷や嫌がらせを招く結果となった。グレン選手は、オリンピックという大舞台を前にして仲間を励まそうとしたが、ネット上の悪意あるコメントに直面し、精神的に大きな負担を強いられた。この経験から、一時的にSNSから距離を置くことを余儀なくされ、アスリートとしての活動と私的な発信のバランスに苦悩している現状が明らかになった。それでも、彼女は多様性とインクルージョンを推進する姿勢を変えるつもりはなく、今後も競技を通じてメッセージを発信し続ける意向を示している。

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