カーリング日本代表、新戦力として小穴桃里をリザーブに招請 世界選手権で優勝を狙う
2026年3月14日(日本時間15日)から開幕するカーリングの女子世界選手権に、日本代表チームロコ・ソラーレが出場する。この大会に向けて、チームは新たな戦力として小穴桃里(30)をリザーブメンバーに招請した。小穴はこれまで混合ダブルスを主戦場として活躍しており、状況に応じてショットを決めきる精度の高さが高く評価された。彼女はこの招請について「自分にとっても大きなチャンス」と語り、新戦力を加えた日本代表が初の世界選手権優勝を目指す意気込みを示している。
小穴桃里の経歴と混合ダブルスでの実績
小穴桃里は甲府市出身で、小学校2年生からカーリングを始めた。4人制では富士急チームで司令塔のスキップを務め、この3年ほどは青木豪とのペアで混合ダブルスに参戦している。ミラノ・コルティナ五輪出場は逃したものの、今月8日まで行われた日本混合ダブルス選手権で初優勝を果たすなど、着実に実績を積み上げている。
世界選手権への抱負とチームの期待
世界選手権を前にオンライン記者会見が行われ、小穴は「昨年12月の五輪最終予選後にオファーをいただき、次の4年間を考えている時だった。4人制と混合ダブルスで活躍している選手は世界にも多い。できることは100%、110%尽くしたい。お互いにいい影響が出たらいい」と抱負を語った。また、今大会後には4月下旬に開幕する混合ダブルス世界選手権にも出場予定だ。
リザーブは試合出場の機会が限られるが、夜間練習で翌日の試合に向けた石の曲がり方や癖をチェックするなど、チームに欠かせない重要なポジションである。日本代表のスキップ、藤沢五月は「ショットを決める力は感覚が大事だが、それをうまく決めているのが桃里ちゃん。日本選手権優勝の勢いに乗っかりたい」と期待を寄せている。
ロコ・ソラーレの現状と五輪への展望
ロコ・ソラーレは五輪2大会でメダルを獲得しているが、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪出場は逃した。しかし、日本カーリング協会の代表選考規定により、2025~26年シーズンの対象国際大会でのポイントによる国内最上位チームとして、世界選手権に3年ぶりの出場を決めた。
2030年にフランスのアルプス地方で開催される次回五輪に向けて、日本協会は代表選考の方法を修正し、対象期間を五輪直近の2年から4年に延長した。2026~29年の日本選手権優勝や世界選手権出場など、五輪前の4年間の成績を対象とし、複数のチームが条件を満たした場合は代表決定戦を行う方針だ。
新戦力の小穴桃里を加えたロコ・ソラーレは、世界選手権での活躍を通じて、次期五輪に向けた基盤を固めていくことになる。



