小須田潤太選手、大会前の「2冠」宣言果たせず5位に終わる
【コルティナダンペッツォ(イタリア)=読売取材団】ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック第8日の13日、スノーボード男子バンクドスラローム下肢障害LL1決勝が行われ、小栗大地選手(SCSK)が見事な銀メダルを獲得した。このメダルは、日本勢の冬季パラリンピック通算で記念すべき100個目となる快挙である。
一方、同じ種目に出場した小須田潤太選手(オープンハウス)は5位に終わり、メダル獲得の夢は叶わなかった。小須田選手は、大会前に掲げた「2冠」という大きな目標を達成できなかったことについて、「大会前に『2冠』と大きなことを言って結果を出せず情けない」と厳しく自分を責める言葉を口にした。
怪我の影響と逆転への挑戦
小須田選手は、1月に骨折した右肘を直前の練習中の転倒で再び痛めており、万全ではないコンディションでの戦いを余儀なくされていた。1回目の滑走では4位のタイムを記録し、2回目での逆転を狙ったものの、体を思うように操ることができず、順位を上げることは叶わなかった。
これは、旗手として臨んだ2度目の冬季パラリンピックでの結果である。前日のスノーボードクロスでは4位に入り、メダルにわずかに手が届かなかった。それでも、競技の翌日には仲間と共に車いすカーリングの会場に駆け付け、「ニッポン」コールで選手たちを熱心に応援するなど、チームリーダーとしての姿勢を見せていた。
リーダーとしての思いとチームへの称賛
悔しさをにじませながらも、小須田選手はチームメイトの活躍を心から喜ぶ言葉を述べた。「悔しさはあるけど、(小栗)大地さんがメダルを取ってくれたことが圧倒的にうれしい」と語り、自身の結果よりも仲間の成功を優先するリーダーらしい態度でインタビューを締めくくった。
女子バンクドスラローム下肢障害LL2決勝では、坂下恵里選手(三菱オートリース)が7位に入り、こちらもメダル獲得には至らなかった。日本パラリンピックチームは、小栗選手の銀メダル獲得によって通算100個目のメダルという節目を迎え、今後の競技への弾みとしている。



