僅差で銅メダル逃した千葉百音、坂本花織と涙の抱擁
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングルフリーで、千葉百音選手(木下グループ)が銅メダルにわずか1.28点及ばず4位に終わった。順位が確定すると、銀メダルを獲得した坂本花織選手(シメックス)と抱き合い、2人とも涙があふれ出た。
「言葉より先に涙が出た」
千葉選手は試合後、「いろいろな感情がごった返しになって、花織ちゃんも同じで言葉より先に涙が出た」と心境を明かした。銅メダルを逃した無念さと、金メダルを逃した悔しさが交錯する中、言葉にならない感情を共有した瞬間だった。
ショートプログラムで4位とメダル圏内に位置していた千葉選手は、フリーで「ロミオとジュリエット」を演目に選んだ。閉会式が行われるベローナを舞台とする楽曲であり、偶然にも同じ宮城県出身で千葉選手が尊敬する羽生結弦選手が、2014年ソチオリンピックのフリーで滑った演目と同じだった。
課題のジャンプを乗り越えるも
演技では、課題とされていた前半のルッツとサルコーの3回転ジャンプを成功させた。しかし、後半の3回連続ジャンプで「詰まっちゃった」と振り返り、143.88点は自己ベストに約1点届かなかった。千葉選手は「悔しさ、良かったところ、悪かったところがある。言葉にしがたい感じです」と複雑な胸中を語った。
改善点については頭の中で整理がついているようで、「これは、世界選手権で出し切るしかない」と、早くも3月にチェコ・プラハで開催される世界選手権へ意識を切り替えた。
4年後の五輪へ向けて
4年後のオリンピックについては、「4年後のことは誰にも分からない。一年一年、一日一日上がっていけるように、また頑張りたい」と前を向いた。目の前の一歩を積み重ねて、未来を切り開いていく決意を示した。
この試合は、メダルをかけた熱戦となった。千葉選手の健闘は、多くのファンに感動と惜しさを残す結果となったが、世界選手権での捲土重来が期待される。



