ミラノ・コルティナ五輪、坂本花織がジャンプミスで銀メダルに涙
2026年2月19日、第25回冬季オリンピックミラノ・コルティナ大会の第14日目に、フィギュアスケート女子フリーが行われました。ショートプログラムで2位につけていた坂本花織(25歳、シスメックス所属)は、合計224.90点を記録し、銀メダルを獲得しました。初出場でショートプログラム首位だった中井亜美(17歳、TOKIOインカラミ所属)が銅メダルを手にし、フィギュアスケート女子で日本勢が2人同時に表彰台に立つのは史上初の快挙となりました。
悔しさにじむ坂本のコメントと日本勢のメダル記録
坂本花織は、2022年北京冬季五輪の銅メダルに続くメダル獲得となりましたが、ジャンプでのミスが響き、得点を伸ばせませんでした。演技後、彼女は「今まで、ここ一番ってところで決めてきたのに、なんでここで出せなかったのかなっていう思いがある。だいぶ、悔しいです」と涙を浮かべて語り、悔しさをにじませました。それでも、表彰式後には友人や日本代表メンバーからの温かい言葉に心が落ち着き、満員のスタンドに笑顔で手を振りました。
この大会での日本勢のメダル獲得数は24個となり、冬季五輪通算では100個に達しました。千葉百音(20歳、木下グループ所属)は4位に入り、ショートプログラム3位のアリサ・リュウ(20歳、アメリカ)が逆転優勝を果たしました。
坂本の競技人生と引退後の夢
坂本花織は、昨年6月に地元神戸市で開催された通年型リンク完成式典に参加し、今シーズン限りでの現役引退を表明していました。「25歳での五輪がいい区切りかなと」と語り、晴れやかな表情を見せていました。引退後は指導者としての道を歩み、「ここから羽ばたく選手を育てていきたい」と夢を語っています。4歳でスケートを始め、小学生時代は大阪など関西圏のリンクを転々とし、限られた練習時間の中で集中力と対応力を培い、世界選手権3連覇などの実績につなげてきました。
中井亜美は、「初めてのオリンピック、すごく楽しめた。夢の舞台でこうやって演技するだけでもすごいことなのに、メダルも取れて本当に夢がかなった気分」と笑顔でコメントし、銅メダル獲得の喜びを表現しました。
この試合は、坂本花織にとって最後の五輪となる中で、金メダル獲得という目標は叶いませんでしたが、日本フィギュアスケート界に新たな歴史を刻む一戦となりました。



