中井亜美が初めての五輪で銅メダルを獲得、トリプルアクセル決め堂々の演技
2026年2月20日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート女子フリーで、中井亜美選手(TOKIOインカラミ)が銅メダルを獲得しました。初めての五輪出場でありながら、最終滑走の24番目という重圧の中、堂々とした滑りを見せての栄誉です。
緊張感漂う会場でトリプルアクセルを成功
演技が始まると、会場内には緊張感が漂いました。中井選手は冒頭でトリプルアクセル(3回転半)を着氷させ、1.71点という高い出来栄え点(GOE)を獲得。続く3回転ループと2回転トーループのコンビネーションジャンプも確実に決め、好スタートを切りました。
しかし、ルッツとトーループの連続3回転では、二つ目のジャンプの着氷が乱れ、GOEがマイナス評価となる場面もありました。終盤のジャンプ2本も完全には決めきれず、演技後には右手の人さし指をほおにつけ、首をかしげる姿が見られました。
ショートプログラムの得点が支えに
フリーの得点は140.45点で9位でしたが、17日に首位だったショートプログラム(SP)の高得点が支えとなり、合計219.16点で3位に入りました。金メダルを獲得したアリサ・リュウ選手(米国)に抱きしめられると、中井選手は涙を流して喜びを表現しました。
五輪デビュー戦で最後まで堂々と滑りきった銅メダル獲得に、場内からは温かい拍手と声援が送られました。
「自然体」を貫いた初五輪
中井選手はメダルを懸けた最終滑走について、事前に「メダルはもちろん欲しいけれど、そこまで結果重視で五輪に来ているわけじゃない。どれだけ楽しめるか」と語り、自然体で臨む姿勢を強調していました。
今季がシニア1年目の中井選手は、周囲の期待を上回る活躍を見せてきました。昨年10月にはフランスの大会でシニアのグランプリ(GP)シリーズにデビューし、坂本花織選手(シスメックス)らを抑えて優勝。一気にスポットライトを浴びる存在となりました。
初めての五輪で銅メダルを獲得した中井選手の今後の活躍が、さらに期待されます。



