ミラノ五輪で注目集める「白いカメラマン」の正体
2026年ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート競技で、リンク上を滑りながら撮影を行う「白いカメラマン」が大きな話題を呼んでいます。このカメラマンは、白っぽいスーツを身にまとい、滑らかなスケーティングで選手たちの演技を間近で追いかけながらカメラを回す独特のスタイルで、SNS上では「黒子ならぬ白子」などと評する声も上がっています。
元米国代表選手が氷上カメラマンに
この「白いカメラマン」の正体は、アイスダンスの元米国代表選手で、現在は「氷上カメラマン」として活躍するジョーダン・コーワンさん(35歳)です。コーワンさんは過去に羽生結弦選手らを撮影した経験もあり、日本のフィギュアスケートファンの間でもよく知られた存在となっています。
今回のオリンピックでは、中継映像を世界各国に配信するオリンピック放送機構(OBS)のカメラマンとして活動しており、オリンピックでの撮影は今回が初めてとなります。
選手経験を活かした独自の撮影手法
コーワンさんは軽量のワイヤレス機材を使用し、選手と並んでリンクを滑りながら映像を撮影するという独自の手法を採用しています。OBSによると、この手法には明確な狙いがあります。
「長年にわたりトップレベルの選手として競技してきた経験から、彼は選手のスピードや息づかい、感情を的確にとらえることができます。視聴者に、まるで自分が氷の上に立っているような臨場感を伝えることが彼の目標です」とOBSは説明しています。
白いスーツにも込められた意図
注目を集める白っぽいスーツの服装についても、OBSは明確な意図があると述べています。「背景に溶け込み、撮影中に注目を集めないようにするため、控えめでニュートラルな色の服を着用しています」というのがその理由です。
コーワンさんは今回のオリンピックで、フィギュアスケートの全種目を撮影しており、2月19日(日本時間20日)に行われる女子フリーの演技でも、選手たちの臨場感あふれる表情をとらえる予定です。
日本勢の活躍と今後の展開
ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケートでは、日本勢が大活躍を見せています。三浦璃来・木原龍一組が金メダルを獲得するなどメダルラッシュが続く中、女子シングルにも大きな期待が寄せられています。コーワンさんの撮影する映像は、そんな選手たちの息づかいや感情をより深く伝えるものとして、今後も注目を集めそうです。



