2006年トリノ冬季五輪フィギュアスケート男子金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)が、自身が指導する13歳の息子アレクサンドル君がアゼルバイジャンの「スポーツ国籍」を取得したことを明らかにした。期間は5年間で、これにより国際大会への出場が可能となる。
背景と反響
プルシェンコ氏は現役時代「皇帝」と呼ばれたレジェンド。これまで他国の国籍取得に否定的な立場を取っていたため、今回の決定はロシア国内で大きな波紋を呼んでいる。
プルシェンコ氏の説明
プルシェンコ氏は「息子はロシア代表に選ばれていない」と説明し、アゼルバイジャンのスポーツ国籍取得について「非常に難しい決断だった」と語った。ロシアはフィギュアスケートの選手層が厚く、代表争いは熾烈。他国からの五輪出場を目指すケースは珍しくない。
国際大会の状況
ロシアはウクライナ侵攻を受け、2022年3月以降、国際大会からの除外が続いている。これも息子の決断に影響した可能性がある。
各方面の反応
ロシア下院議員でトリノ五輪スピードスケート女子500メートル金メダリストのスベトラーナ・ジュロワ氏は「アゼルバイジャン国内の競争は激しくない」と指摘。その上で「エフゲニーには愛国心がないとの非難が浴びせられるだろう」と述べた。
今回のケースは、スポーツと国籍、そして政治が絡む複雑な問題を浮き彫りにしている。



