イズムフーズが郡山市に新工場を建設、生産能力を大幅に拡大
定食チェーン「旬菜うちごはん菜々家」や「ラーメン大志軒」など4業態を展開するイズムフーズ(本社:郡山市)は、28日に郡山市で新工場の建築工事に伴う地鎮祭を執り行いました。この新工場は来年1月末の完成を予定しており、同社の成長戦略における重要な基盤となる見込みです。
新工場の概要と生産能力の拡大
新工場は中小企業庁の補助金を活用し、本社近くに整備されます。鉄骨2階建てで延べ床面積は約2500平方メートル、総事業費は約14億円に上ります。現在の生産能力は国内38店舗分ですが、新工場ではこれを約4倍となる国内150店舗への供給が可能な水準に引き上げます。
具体的には、各店舗で使用するたれやラーメンの具材、肉の加工などを一括して行い、効率化を図ります。さらに、海外展開を見据え、食材輸出に対応する設備も設置される予定です。これにより、国際市場への進出基盤が強化されます。
地鎮祭での関係者のコメント
地鎮祭では、大高健吾社長や施行を担当する陰山建設(郡山市)の陰山正弘社長らがくわ入れなどの儀式を行いました。大高社長は「新工場を起点にさらなる成長を遂げたい」と意気込みを語り、椎根健雄市長も「市としても成功を後押ししていきたい」と支援を表明しました。
同社の事業展開と将来計画
イズムフーズは、「菜々家」や「大志軒」のほか、定食の「ごはん処満天食堂」と「らーめん工房味噌屋」を福島県、宮城県、栃木県の3県で展開しています。同社の計画では、2031年までに店舗数を計102店舗に拡大し、売上高は2026年2月期の約33億円から3倍超となる105億円を目指しています。
さらに、2027年2月期中には埼玉県への出店を計画しており、首都圏まで出店エリアを広げた上で、将来的には150店舗まで拡大する構想です。海外では、インドネシアで現地法人によるフランチャイズ出店も検討されています。
新工場建設の背景
この新工場建設の背景には、出店ペースの加速に伴い、既存の工場では生産能力が近く限界を迎えることが挙げられます。新工場の整備により、供給体制を強化し、持続的な成長を支える基盤を確立することが期待されています。
イズムフーズは、地域に根ざした飲食業としての強みを活かしつつ、新工場を活用した生産効率の向上と海外市場への進出を通じて、さらなる発展を目指していく方針です。



