大分県別府市が発祥の地!ドローンサッカー、国内初の専用競技場で新シーズン開幕へ
ドローンサッカー発祥は大分県別府市、専用競技場で新シーズン

ドローンサッカー、日本発祥の地は大分県別府市にあり

球状のフレームに覆われたドローンをボールやプレーヤーに見立てて操作するチームスポーツ「ドローンサッカー」。この新興スポーツの日本の発祥地は、大分県別府市とされている。同市には国内初の専用競技場が設置されており、日本ドローンサッカー連盟は大分県を競技の国内における揺籃の地と位置づけている。新シーズン開幕を目前に控えた今、同連盟の中崎寛之代表理事(59歳)に、競技の魅力や将来の展望について詳しく話を伺った。

eスポーツとリアルが融合した戦略型チーム競技

ドローンサッカーは、eスポーツの要素と現実の物理的動作が融合した戦略型チームスポーツだ。1チーム5人で構成され、各選手は競技場の外からプラスチック製の球状フレームに覆われた「ドローンボール」を遠隔操作する。目印が付けられた「ストライカー」が、相手陣内に吊り下げられたドーナツ状のゴールをくぐり抜ける回数を競い合う。競技には、直径20センチのドローンボールを使用する「クラス20」と、直径40センチの「クラス40」の2つのカテゴリーが存在する。

韓国発祥、日本での普及と成長の軌跡

ドローンサッカーは2016年に韓国・全州市で誕生した。昨年9月には初のワールドカップが開催され、日本を含む33の国と地域が出場。クラス20では、大分県出身の選手3人を含む日本代表チームが初代王者に輝いた。日本では2019年、オートバックスセブンがドローンボールなどの輸入・販売を開始。その後、民間企業3社が協力して一般社団法人「日本ドローンサッカー連盟」を設立した。現在、北海道や大阪など全国に22の支部があり、競技人口は約930人に達している。公式大会は年間20回以上開催され、全国各地で体験会などのイベントが実施されている。

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物作りとコミュニケーションを育むユニバーサルな魅力

競技の魅力は、工具を使って壊れたプロペラを修理したりバッテリーを交換したりするなど、物作りの原点に触れられる点にある。クラス20では時速約30キロ、クラス40では同80キロ以上のスピードが出るため、ドローンボールが激しく衝突し、試合中に破損することも珍しくない。セット間の5分間のインターバルが重要で、チーム内で助け合いながら自然とコミュニケーション能力を高めることができる。

さらに、年齢や体格、性別、障害の有無を問わない「ユニバーサルなスポーツ」であることも大きな魅力だ。中崎代表は約7年前、韓国で初めてドローンサッカーを観戦。車いすの選手がドローンボールを操る姿や、大人をかき分けて優勝した中学生たちの姿に感銘を受け、「日本にも導入したい」と決意したという。

ワールドカップ日本開催を目指す野心的な展望

今後の展望について、中崎代表は「2年に1回行われるワールドカップを、いつか日本で開催したいというのが大きな野望だ」と語る。開催国として世界を迎え入れ、子どもたちに夢を見せることが目標だ。まずは日本初の国際大会実現に向けて働きかけ、経験を積みながらスポンサーを増やし、財政面を含む諸課題を解決する必要がある。2029年までに国内の競技人口を3000人に増やし、ドローンサッカーを通じて日本全体、そして大分県を盛り上げていきたいと意気込んでいる。

中崎寛之プロフィール

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  • 大阪府出身。1988年にカー用品「オートバックスセブン」に入社。
  • フランチャイズ店の運営や営業企画部などを経験後、2018年にドローン業界に参入。
  • 現在は同社のSX事業部に在籍し、FIDA(国際ドローンサッカー協会)アジア地域連合会長も務める。
  • 2年前、専用競技場がある別府市に移住。